この寒いのに、世は第4土曜日で休みだというのに、 学生はわざわざ模試の為に登校を。
本日は、河合塾の全統高2模試を受けさせて戴きました。ありがとうございます。 学校単位で受けるので、本来なら2月に実施される筈のテストをこのような日に。 2月はね、中学の入試などで(生徒だけだけど)休みの日が多いから、 1月早々に受けるのです。
そういえば、昨年は中学入試のお手伝いをしたなぁ。 高1の生徒だけが有志でもって招集されるんだけど。 お昼ご飯は出ました。 まぁせこいバイトみたいなものね。 マニュアルみたいなのが配られて、自分の担当の教室の準備から当日の監督まで、色々やった。 そうか、自分もつい4年前は、あんな風に必死だったよなぁ、 なんて感慨にも耽ってみた冬の日。 思えば中学受験なんて、可笑しなことだよな。 まだ小学生なんて、外で元気いっぱい遊ぶ盛りじゃないか。 それを何が哀しくて毎週日曜の早朝を『日曜的中ゼミ』なるものに捧げて、 大晦日から三が日さえも塾詰めにしていたんだろう。 でも、そこまでしても、入りたかったんだよなぁ、この学校に……。
果たして今、それだけの気力や根性、何より情熱が、あたしにあるかと言ったら、 それは甚だ疑わしい。 大学受験のほうがどちらかと言えば重要なのに。 学歴社会じゃないとは言ってますが、やっぱり最終学歴って、見られるものだと思う。 世知辛い世の中なのね。 勉強は決して嫌いじゃない。 嫌いな科目はそりゃあやりたくないが、 ちょっとでも興味のある科目なら、勉強して分かってきたら楽しいし。 でもその勉強も、今は受験の道具なのかと思うと、割り切れない子供の自分がいる。 別に、『○○大学』というネームバリューが欲しい訳じゃなくて、 そこで自分の目的とする勉強や研究がしたいのだけど、 でもやっぱり就職を考えると、ブランドはあるに越したことはないと思う。 ああ、何だか変なジレンマ。 単純な図式だけで渡っていけないのが世の中だと分かっている筈なのに、 まだ何処かわだかまりを感じているあたしは、所詮学生なんだなぁ。 自分の希望する大学で、学問を修めることが目的である筈なのに、 今の日本の教育現場では、目先の『入試』が目的になり過ぎてる気がする。 受験産業がこれだけ発達してれば、当然のことだとは思うけれど、 ああ、その現状に流されて本来の目的を見誤っている学生はどれくらいいるんだろう。 『入試』を目的とするのは、酷く自分の可能性を狭めてしまうことになるのではないかと危惧している。 譬え第1志望の大学に行けなくたって、人生終わった訳じゃないのに。 他の学校に行ったって、自分次第で勉強は幾らでも出来るのに。 あたしなんか、行きたい学校によってやりたいことまで違ってます。 臨機応変、これ肝心。 ……それは好い加減なのかな。へへへ。 『ゆとり教育』と言い『お受験』と言い、対極的な問題が並立してて、何だか奇妙な世の中ですね。
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