2002年02月11日(月) |
サビの利いた人生は如何? |
噂の『WASABI』。 観て参りました、日曜日に。 別に悪くないです。なかなか面白かった。ジャン=レノ格好良いし。 フレンチ・ポップだな、一言で言うと。 『フレンチ・ポップ』っていう言葉が実際に無かったとしても、イメージ的にそんな感じ。 リュック=ベッソン監督の作品のテンポが、心地良い速さで好きだ。 テーマ的には重そうな感じもするが、そんな陰気な話でもなく、 良い意味で『軽く』観られたのは、凄いと思う。
そもそも、どうして観に行くことになったかといえば。 「早稲田の底力を観に行こうぜ」と。 ただそれだけの話。純粋なる好奇心、野次馬根性。 あれだけ広末涼子さんの奇行や不純交友の数々が騒がれていたので、 「ましてやフランス語で演技なんて、どれくらい出来るんだか」 そんな穿った見方で興味を持ったのだ。 そして実際観に行って得られた結論、 「広末涼子はやっぱり可愛い」、 「プライベートはどうだろうと、演技できるんだから良いや」、 そのような分かりきったこと。 元々広末さんに関しては、余り好きではなかったのだ。 しかし以前『秘密』を観に行って、感動して見直した。 「なんだ、ドラマじゃあんまり分かんなかったけど、広末涼子、演技上手いんじゃん」。 それをマスコミのゴシップの数々に踊らされて見失って、 今回こうして『WASABI』を観に行って改めて思った訳だね。 まぁ大体ゴシップなんてものは、嘘だか真だか分かんないんだから、 まともに受け取る方がどうかしてるんだが。
ストーリー自体は大して考えさせられるものでもないけれど、 フランス人の感性って、やっぱり面白い。 昨年たまたま読んだジャン=フィリップ・トゥーサンの『浴室』は、 あたしにとって非常にセンセーショナルなものだった。 『WASABI』には何となく、『浴室』に通じるものを感じる。 あれがフランス人の感性なのかなぁ……。
広末さんの演じるユミという少女は本当に奇抜な服装でびっくりする。 ベッソン監督曰く、「新種のポケモンみたい」なイメージらしい。 確かにポケモン的色彩感覚ではあるよな……。 やっぱり、あのユミ役は広末さんにしか演じられないと思う。 あたしの中で今、一番気になる女優さんは柴咲コウさんだが、 やっぱりイメージに差異は否めないのだな。 それを言えば、このユミ役は元々広末さんをイメージして書かれてるんだから当然といえば当然なのだが、 でもやっぱりあの役はヒロスエしかいないよ。……と、あたしは思うのだが。 『秘密』を観た時も、素直に広末さんの演技力には感心したものだが、 折角あんな良い役者さんに育ったんだから、マスコミもわざわざ悪い噂を持ってこなくても良かろう。 どんな人間だって叩けば塵や埃だらけなんだから、放っておきなさいな。 しかし彼らの仕事も需要あっての供給なんだよな……。 まぁ誰しも人の秘密を知りたい気持ちというのはあるけれどね……、 それに群がるのも考え物だわ。
突然思い出したが、広末さんは素直に良い女優と思えるのに、 篠原ナントカ……ああ、名前を度忘れしてしまったわ、シノラーさん、あの人。 彼女だけはどうにも腹が立つのは何故かしら? ただ騒がしいだけで、それこそ放っておけば良いような方なのだけど。 ……あー、思い出した。 以前彼女のレギュラー出演していた某番組にJUDY&MARYが出演した時に、 幾ら売り言葉に買い言葉とは言え、 「さっさと解散しちゃえ」って言ったのよね。 その時、既に解散が決定してただけに、あたしは彼女の失言に物凄くムカついた記憶がある。 あたしは別にジュディマリのファンじゃないが、 その言葉を聞いてファンがどんな気持ちになるか、この人は考えられないんだろうか、と とても腹が立ったのだった。 あたしだって、もし今あたしの好きなキンキさんが解散することになって、 折角の残り少ない二人での番組出演だというのに、幾ら冗談でも 「さっさと解散しちゃえ」とか言われたら、 本当に抗議の電話します。 その発言はスタッフが悪いんじゃないと分かってるが、それでも電話する。 何なら、その発言者の降板すら求めるかも知れん。 我ながら激しい気性だ。ちょっと反省。
でもねー、テレビに出るだけで影響力はあるんだから、 自分の発言には責任を持ちましょうね、もう子供じゃないんだから。 言って良いことか悪いことか、言う前に考えなさいと習ったでしょう。 そういう人として肝心なところがお利口じゃない人は嫌いです、あたしは。 ……あ、だから嫌いになったんだね。さすがに短気なあたしでも、うるさいだけじゃ嫌わないか。 とは言え、あたしのようなちっぽけな民間人に嫌われたところで何とも無いんだけどもね。 芸能人も一般人も政治家の方々も学生さんも、皆さん明日もお仕事頑張りましょう。 ははは、偽善的なまとめは後味が悪いね。
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