そいでは予告通り。 あんまり日にちが開いちゃうのも何だか白けるので、今日あたり。
確か二年くらい前の日記にも書いたと思うんですが、 友人に借りてセラムン(セーラームーン@竹内直子著)を全巻読んだ。 彼女のお姉さまが買って集めてらしたらしいんだが、 当のお姉さまは東京で大学生をしてらして、マンガは実家に置いてたらしいので、 私のような(お姉さまに直接は)関係の無い者が貸して戴けた訳です。
セラムンのアニメが始まったのは多分、あたしが小学一年生の時だったんだが、 私はそれまで漫画を買ってもらったことが無かったので、(専ら絵本だった) 漫画雑誌の存在自体知らなかった。 が、ある日テレビで、セラムンのアニメの合間だったかも知れないが、 『なかよし』(小学館じゃなくて講談社か? スマン)のCMが流れていて、 応募者全員サービスと銘打ってセラムングッズの付録を宣伝していた。 どういうグッズか今も覚えているのだが(笑)、 水晶みたいな小さい石のついたペンダントか何かだったと思う。 それが欲しさに『なかよし』をねだったのが漫画を読み始めたきっかけでしたな。 結局、そのペンダントには応募しなかったんだけど(笑)。 今のお子さんがどうかは存じませんが、あの頃、小学生女子にとって、 水晶とかペンダントとかって憧れだった訳ですよ。 しかもあたしの周囲には、強烈な神秘主義者が集っていた(笑)。 神秘主義っつーとまるで新プラトン主義みたいで聞こえはいいが、 要は当時の少女漫画にありがちな、超能力とかに憧れてただけなのね。 『なかよし』で言うと『ミラクルガールズ』(秋元尚美?著)とか人気だった。 あたしも7巻くらいまで中途半端に(笑)集めてたなぁ。 ちょっと話は逸れますが、『ミラクルガールズ』に関しては、 みかげ派と、ともみ派に分かれてたのだよ、必ず。 んでそれに伴って、倉永先輩派か、野田君派かに分かれるのね(笑)。 みかげとともみというのは、正反対の性質を持った双子で、しかも超能力者。 倉永先輩と野田君はそれぞれのボーイフレンドでした、確か。 ……よく覚えてんなぁ、あたし。 呆れた、もっと他に覚えることあるだろう!(笑)
閑話休題ですな。 再びセラムンに戻って。 前述のような動機で『なかよし』を読み始めたのだが、やがて親に 「あんたは漫画読み出すと勉強しないからダメ!」 と言って買ってもらえなくなった(笑)。 その上、五年生になって塾に行き始めると、ちょうどセラムンの放送時間と 塾から帰る時間が重なってしまって、アニメも見られなくなった。 そういう訳で、あたしはセラムンの正確な一部始終を知らなかった訳です。 そんで友達が「持ってるよ。読む? 読む?」としきりに誘惑するので借りた。 漫画でも小説でもそうですが、年とってから読み返してみると違う面が見えてくる。 そしたらこのねー、思春期と言うのは大きな罠があってね(笑)。 たかだか5歳くらいしか変わらんのに恐ろしいね。 小学生から見ると中学生って漫画の主人公には丁度好いんですね。 高校生だと大人に見えてしまうが、中学生だと離れすぎず、丁度好い。 少しお姉さんな感じで、憧れやすいんでしょう。 セラムンの主人公も例に漏れず(連載当初は)中学二年生だったのだが、 これ、高校生になって読むと大事ですよ!!(笑) まず分かりやすいところから攻めると、 中学二年生であんなお色気うっふんなナイスバディはあり得ない。 戦闘中、公共物(道路、建物など)を平気でボコボコ壊してはいかん。 うさぎちゃん(主人公)、しょっちゅう遅刻してますが遅刻届は提出しなさい。 亜美ちゃん、IQ200あるんなら塾に行かんでよろしい。<余り関係無いな
……でも別にここまではいいですよ。 遅刻届だけはよくないが。(先生に迷惑掛かるからね) 公共物ガンガン壊すのは、恐らくウルトラマンの系譜を引き継ぐ伝統だし(笑)。 そんでね、女子校育ちのちょっと堅いお姉さん(笑)は思った↓。 中学二年の内から大学生(まもちゃん)の家にお泊りしてはいかん。 いや、双方同意の上だからお泊りは良しとしましょう。(淫行ではないし) しかし初対面同然の誰とも知らん人間とうっとりキスしてたらいかんよ。 キスだけじゃ子供は出来ません、とか生意気言うてはいけんよ。 口の締まりが無い子は下の口も締まりがなくなるよ。<下品だ!(ごめん) っつーか、これは判断力の浅いうさぎちゃんを責めてはいかんのだ。 まもちゃん! あんた大学生なんだから中学生に手を出してはいかん! ロリコンですか。タキシード仮面なのに。 運命論で片付ければ小学生は「きゃ〜、うっとり」かも知れんが、 大きくなって読み返すと愕然とするというオチがある。……ああ……。
でもねー、漫画っつーのは下らんほどハマるんだよね(笑)。 この下らなさ具合を求めて、また読んでしまうという……。 吉田戦車とかたまらんですね。友人からの反応は思わしくないが(笑)。 おっ。そういえば、気になる漫画があるとですよ。 男性っつーか、少年向けドリーム漫画『Boys be...』ね。 どんな漫画か知らなかったのですが、ある方があまりに 「Boys be...みたいな恋がしたい」 と仰るので、どんな漫画なんか友達に訊いてみたら 「ああ、あれね。夢見がちな漫画」 と一蹴されてしまった(笑)。 折しもお笑い番組見てたら、某芸人がネタの中で『Boys be...』に触れてて、 「あんな恋愛あり得ないしね。バスが急に止まって、大きく揺れた途端に 女の子の眼鏡が飛んで、おさげが解ける訳よ」 って言ってたの聞いてさすがにびっくらしました。 なんてありがちな!!(笑) いやー、好きです、そういうベタな展開。 んで読んでみたくなったのです。受験終わったら漫画図書館行ってみる。 美術館の近くにあるから、横尾忠則展の帰りに寄るも良し。 セラムン的展開だ、一種の。好いところでタキシード仮面現る、みたいな。 その割にはタキシード仮面ってあんまり役に立たんけどね(笑)。
そもそも思うのだが、美人な子は眼鏡掛けておさげしてても美人だよ。 可愛い子もまた然り。 そういえば『Boys be...』って以前、ジャニ事務所のジュニア君たちが ドラマ化してなかったっけ? なんか見たような記憶がありますな。 ドラマの方もなかなか女の目にはお寒い感じだったような。 いやーますます読みたくなった。すごいなぁ。 っちうか結局、少年漫画も少女漫画も同じなんですな。 うん、可愛い。(好い意味でな)
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