日記病者

For God so loved the world that He gave His only begotten Son,
that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life.
John 3:16




2004年03月27日(土) 深い溝

男と女の間には暗くて深い溝がある、と言ったのは誰だったか。
溝ってのは埋まらないから溝なんですかね。
それとも溝は埋めるためにあるんですかね。
どっちにしろカイショナシのおいらには難しい話だが。

結構前に買ったものの、他の本を読んでいて放ったらかしたままだった
三島由紀夫の「青の時代」(新潮文庫刊)を最近ようやく読み始めた。
まだ数ページしか読み進んでないのだが、次のような文章に目を留めた。

 「感傷というものが女性的な特質のように考えられているのは
  明らかに誤解である。感傷的ということは男性的ということ
  なのだ。」 ――第一章より引用――

私の理解とコンテクストに於ける意図とは必ずしも一致しないだろうが、
それでも妙に納得してしまった。
単に私の周囲にそのような人間が多いだけかも知れないが、
なんだか男より女の方が随分と現実的な気がする。
そのくせこちらが合理的な面を見せると
「もっと〜して欲しかった」
などと実に「女々しい」ことをおっしゃる。
それなら、と逆にこちらが女々しくなれば、
「なんだよ、そんなことくらいで」
とぬけぬけとのたまう。
一体どっちがいいんかい! とキレたくもなる。
何なんだ、おまいは……。 とうんざりもする。
実に男と女の間には深くて暗い溝のあることよ。



ところでコロッと話は変わりますが、
先日から本屋さんで「おやっ?」と思うようなチラシを見かけておる。

「週刊 わたしのおにいちゃん(フィギュア付き)」

……何だ、その「カッコ フィギュア付き カッコトジル」は!!
しかもそのチラシにはご丁寧にもおまけで付いてくるフィギュアの
サンプル写真まで載っている。
初めてそのチラシを見かけた折は、(記憶が怪しいが)
「黒板を一生懸命消しているミニスカセーラー服のチビロリ娘」
のフィギュアであった。
小学生っていうよりは、幼稚園児ちゃうんかい。――というくらいロリ娘。
そんで昨日また別の本屋さんで見かけた折は、
「小さい黒猫と同じお皿(猫用)でミルクを啜る黒ランドセルを背負ったロリ娘」
のフィギュアであった。
補足するならば、そのロリ娘は黒の短パン以外には服を着ておらず、
更に黒の猫耳なるものまで着けておった。
っつーかよう、裸にランドセルと短パンて!!
しかも猫用ミルク皿を猫と一緒に啜るって!!
日本って不思議な国ですねぇ……。
あんなチラシが堂々と書店の店頭にぶら下がってるとは、すごい時代が来たものだ。
同様にボーイズラブ系の分厚いコミックが少女漫画の棚に続いて
どっさり鎮座ましましているのも恐ろしげなる感じがする。
そういえばヤフーニュースか何かで読んだけど、
「萌え単」(男性向)とか「恋単」(女性向)とかいう英単語帳まであるんだとね。
しかし「萌え単」は売れているものの、「恋単」はパッとしないそうな。
記事の曰く、ボーイズラブと一言に言ってもその嗜好は多岐にわたっているので、
単一的なイラスト、内容では多くの女性ファンを掴めないのだそうな。
そういえばアマゾンか何かの評価も見てみたが、色々書いてあったっけなぁ。
こういうエネルギーをどうにか利用して発電出来たら素晴らしいよね。
地球に優しい同人文化だ。
私も何かに興奮したらその勢いで自転車とか漕いで自家発電しようかしらん。


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東風 [MAIL]

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