- 2001年11月17日(土) 「がんばってるね」 / インナーチャイルド
★1・「がんばってるね」
★2・インナーチャイルド
★1・「がんばってるね」
>最近、「がんばってね」じゃなくて「がんばってるね」と誉められたい。
というような言葉を、某掲示板の某スレッド(←通称「スレ」)で見かけた。
私はその言葉を書いた人とは、ぜんぜん立場も状況も違うので、
引用元を明らかにしたらどう考えても申し訳ないのでしないけれど、
なぜだか共感してしまった。
私が「がんばれている」とは、必ずしも思えないのだけれど。
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★2・インナーチャイルド
(あるところへの書き込みです)
私は、3年くらい前に「単身赴任」したときに、どうやらその「インナーチャイルド」らしき子どもと出会いました。
それが女の子で、「里花」だったんです。
その子は、なんだか暗い地下の座敷牢みたいなところに閉じ込められて、まわりの世界とは一切関わることを許されていませんでした。
自分でも「会津里花」というペンネームを使っているので、なのになんでこんなことになってしまったんだろう、と思ったら、私自身はもう30代後半なのに、「里花」は12歳ぐらいで年齢が止まってしまっているのです。
そうなってしまったのは、当然のこと。
私はすぐに思い当たりました。
だって、私が男子校に入ったときから、「絶対にお前は外に出て誰かと関わってはいけない!」と閉じ込めてしまったのだから。
今でも掲示板とか実際の会話なんかで、ひどく子供っぽい振る舞いをする私ですけれど、ある意味仕方がないのかな、と思います。
だって、あれから3年たったのだとしても、人と関わりながらちゃんと生きている「里花」は、まだ「15歳」にしかなっていないのです。
それを外から冷たく眺める、もう1人の自分がもちろんいます。
「あんた、そういうの、人から見たら気持ち悪いよ」
「よしなさい、みっともない」
でも、私はどういう根拠があってかわからないけれど、里花を表に出して育ててやらないと、人間としてはもう生きていけないだろう、と思ってしまったんです。
……だから、女として生まれ直しました。
「里花」が自分の本当の姿なのか、それとも仕事にも家族にも追い詰められた男の見苦しい「逃げ道」だったのか、今となってはよくわかりません。
でも、私の中に、間違いなく「里花」はいます。
そうして、私は、生きています。
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