ふつうっぽい日記
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楽しい時間はあっという間に過ぎて行った。
先週の水曜日の夕方に、福岡から妹が無事に大阪の我が家に到着した。久しぶりに見る顔。ロングヘア−からすっきりしたボブスタイルになっていた。前回の訪問は2年ほど前だっただろうか。「しょうがなく来ました」というどこか疲れたような顔だったのを覚えている。でも、今回は観光雑誌を手に目的をもった旅のようだった。「家まで来れるか?」の問いに「頑張って来てみる」とあり、心配だったが電話をしてきたのは1回のみで、それは我が家の近くの私鉄の駅からだった。逆算して家に着いてもよい時間なのに、チャイムはしばらく鳴らなくてハラハラしたのだが、少し迷ったとのことだった。息つく暇もなく、夕飯の買い出しに同行させた。初日(10日)の夕飯は「エビのチリソース煮」主人の帰宅はいつものように遅かった(午後11時45分くらい)主人と妹の対面は翌朝のほんの一瞬だった。
11日はUSJへ一緒に行き、夕方には帰宅し、夕食はホールトマトをざくざく潰したソースをからめたパスタを作った。主人には梅田の駅で餃子とシュウマイを土産として(?)買って帰ったので焼飯を作った(やはり、午後11時45分くらい:妹は午後10時半くらいに就寝)
12日は一駅電車に揺られてショッピングセンターを一緒に散策し、翌朝の朝食(パン)を買って帰った。夕食はリクエストによりさば味噌を作った。食後、妹は某隣人さんによりパックと眉のメンテナンスと前髪カットをしてもらい、少々疲れ気味(午後9時を回っていたこともあり)で就寝。
13日は妹曰く、一番よく歩いた日となった。一緒に観光の定番「通天閣」にのぼり、道頓堀まで歩きお好み焼きを堪能し、梅田の「空中庭園」にのぼり、赤い観覧車に乗り、お茶タイムにはパフェを食べた。その後、百貨店で母から自由に使っていいと渡されたという5000円分の商品券を握りしめて(使えないかもしれないという不安も抱きながら)割烹着2着(妹と私の分)と雑貨少々を購入。主人は夕方まで仕事で、6時くらいに合流した。夕食はからあげの美味しいビアレストランに行った。いい気分になって、ワインとアイスクリームを買って帰った。家に帰ってワインを1杯だけのんで、妹は就寝した。私と主人はもう少しワインを堪能して就寝。
14日は主人も仕事は休みで、せっかくの休みだったがボーリングに私たち姉妹を連れて行ってくれた。夕食は我が家で「たこ焼き」を堪能。福岡の実家ではお好み焼きはするけど、たこ焼きはしない。我が家で“ひっくり返し体験”をして妹も楽しそうだった。「ビールが進むね〜」とイッチョマエのことを言っていた(笑)
15日は京都方面へ一緒に行った。平安神宮に行きたいとの希望で決まったのだ。河原町通りを散策し、昼は八坂神社の近くのそば屋へ行き、店の前から平安神宮行きのバスに乗った。(写真付き日記参照)おやつはクリームあんみつを堪能。夕食は妹にも手伝ってもらいながらカレーライスを作った。主人はやはり帰宅は遅かった。
16日は雨降りということもあって、神戸行きを予定していたけど、のんびり過ごすことにした。午前中はゴロゴロとして、昼食はピザの宅配をとり、午後からオリジナルTシャツ作りをした。パソコンでTシャツプリント紙にプリントアウトしてアイロンで貼付けるという流れ。プリントアウトは私がやったが他の作業は全て妹に体験してもらった。柄はデジカメでお気に入りのぬいぐるみを集めたもの(具体的なキャラに関してはあえて書かない)で枕の上に“モデル”を寝かせてお気に入りのタオルで布団をかけたような舞台設定(笑)で、慣れない手付きでデジカメで何枚か撮っていた。せっかくなので、Tシャツのプリント原稿としてはボツになったデジカメ画像はハガキ用紙にプリントした。妹はすごく喜んでいた。夕食の準備をして、さて、早めの風呂にしようか?と話しているところへ主人から電話があった。夕飯が不要なのかと思いきや「妹最後の大阪の夜なんやろ?だったら食事でも外でどう?なんとか仕事終わらせてくるし」とありがたい言葉(ρ_;)それから、速攻で風呂に入って軽くメイクして一駅電車に揺られて待ち合わせの場所に一緒に向かった。予想外の展開だったが、妹と私はとても嬉しかったのだった。
17日、今日。午後1時58分の新幹線で妹は博多に帰って行った…1週間過ごした和室に貸していたフリースジャンバーがちょこんと畳まれてあって涙が自然に出てきた。布団もちゃんと畳んで重ねてあったので、また、これをそのまま放置しておくと、思い出し泣きをしそうなので(故郷が恋しくなる)速攻おしいれにしまった。その他、洗濯物や食器も涙を飲んで片付けた。なにも、もう会えないという訳じゃないのだけど、自然にうるうるしてくるのだった。それは、実家で年をとっていく両親を妹一人に任せているように思ったからかもしれない。「お父さんに迎えに来てもらったけど運転中、眠そうで途中で運転代わったよ」とメールも来たし、「お母さん洗濯物なかなかタンスにしまわないのよね」と愚痴を聞いた事も少し気になった。でも、それは、今に始まったことじゃないし、私自身にもそういうところがあるのだけど。それが、妹のストレスになる時もあるだろう、とか、そういうことを思った。この大阪訪問は本当の意味での息抜きだったんだろうな、と思った。今は、実家とは距離的に離れているので具体的にすぐ動くことはできないけど、それぞれと対等の場所から話を聞く、言葉を聞くことが今、私ができることかなと思った。
強くなれ、ワタシ。
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