ふつうっぽい日記
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2002年08月01日(木) 29歳は、逃げてきたことに立ち向かう絶好の時期

今日から8月に突入。あと、4ヶ月で12月だ。(当たり前だ)

今日は昼過ぎに、宝くじを買ったり、本屋に行ったり、スーパーに行ったりした。すごく、暑い時間である。夕方、涼しくなってからの外出も考えたけど、涼しい時だからこそ、家にいても苦痛じゃないなと逆の発想をし、あえて暑い時間に外出した。

外が暑いのはもう、当たり前であり、常識であり、それが普通なので、さほど、気合を入れる訳でなく、タオルを手に日傘をさし家を出る。徒歩での散策である。

まず、近所にオープンした宝くじ店へ足を進めた。しかし、なんてことだろう。「しばらくお待ちください」と手書きのプレートが掲げられてあり、どうやら、休憩中らしい。そんなに大きなところではないので、一人で販売しているようだった。ひとまず、宝くじ売り場から離れ、本屋に行った。冷房はギンギンにきいてないと知っている行きつけの店であるから、気楽に足を進める。(なんだかポジティブ?)外が鬼のように暑いので、ちょうどいい空調に感じられた今日の本屋。さて、お決まりの主人の雑誌の場所を確認してから、店内をぶらつく。インテリア雑誌をぱらぱらとめくり、苦手な手芸雑誌もぱらぱらとめくり、料理本のコーナーを横目に、PC雑誌の棚へ回り込み、雑誌の見出しだけを斜読みして、文庫本、単行本コーナーへ。生き方の本やら、小説の新刊やらをざっとチェックして、生き方の本コーナーに腰を据えた(爆)

正確なタイトルは忘れたけど、「60歳のラブレター」というのを手にした。初めの5ページくらいを読んだだけで、目のあたりがじんじんした。玉葱が張り付いていたわけではない(当たり前だ)夫婦の絆に危険を感じた時や自分の人生を見つめたい時にまた手にしたいなと思った。60歳まで、同じパートナーと生きる。なんて素晴らしいことか。未熟で輝いていた心身ともに若かった自分を知る自分以外の他人、それが伴侶というのかな。若い時は「愛情」によって、その絆は深められ、それは年を重ねると「情愛」へ変化するらしい。

次に、「29歳からの生き方」だったか、「29歳の生き方」だったかとにかく29歳の素敵な過ごし方をテーマにした本を手にとった。これは、20分くらい立ち読みしてしまったと思う。店員が、足下の引き出しをうやうやしく「失礼します」と開けにやってきて、「あ、やばい。」と少し同様。それほど、吸い込まれていたのだと思う。いろいろとポイントが書かれてあって、印象的だったのか「一人時間を楽しもう」という言葉だった。一人時間。一人は孤立ではなくて、孤独であり、孤独は寂しいものなんかじゃないとあった。「一人で映画館に行きましょう」とあり、そういえば、私は一人で映画を観に行ったことないかもしれないなと振り返った。また、「ヘタなことに挑戦しよう」とあった。さらに「手のかかる料理を作ってみよう」とか「一人で笑おう」など。29歳は、逃げてきたことに立ち向かう絶好の時期なのだなと思った。また、29歳は予習復習のチャンスなのだとも書いてあったような気がする。子どもは予習復習の意義がちゃんと分かってないので、本番が重視されるけど、大人になってからの予習復習はたとえ、本番に結果が出なくても過程で得るモノは大きいともあった。29歳のチャレンジがこれから続く人生に大いにプラスになるということのようだ。なんだか、ちょっとしたことでも、前向きに動けそうな力をもらった。


KAZU |MAIL