ふつうっぽい日記
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2011年03月14日(月) 「どうってことない今日」

どうってことない今日であるならば、今日という日に感謝できていただろうか。

朝起きて、南側のベランダのカーテンを開ける。

空があること、穏やかな空気があること、カラスが飛び交うヒッチコック的な空でないことに安堵する。

窓を開けて、深呼吸をする。

どうってことない今日であるならば、ただここに居続けることにソワソワなんてしてなかっただろう。


師匠的教育実践家である人の言っていた「感性」「直感」に立ち止まり続ける。
それでも、本当はずっと同じ姿勢で立ち尽くしている訳ではない。
考え込んだとしても1時間も満たない。

朝起きて、昼のお弁当を作って、朝ご飯を食べて、夫が入れる豆から挽いた珈琲を飲む。
「どうってことない今日」に似ている。
私の「脳髄」で考え入力され画面に映し出される文章も、「どうってことない今日」にしか見えない。

「どうってことない今日」と同じように同じ時間ラジオを聴いている。
リスナーからのリクエストやパーソナリティ選曲の歌は言葉にしなくてもいい気持ちにやさしく浸透する。

リスナーからのメッセージにパーソナリティは声をつまらせる。
「私たちはのんきにご飯を食べていてもいいのか」


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「インフラとしてのtweet」

tweet。
追いかけられているようで私にとっては不安をかきたてるツールでしかなかった。
それは、思い込みであることを目の当たりにした。
「被災地の情報を得ようとしてたまたま見つけた」と書かれた、たまたま見つけたある日記を私は読んだ。
そこにはリンクが張ってあり、開かれるそのサイトには以下のメッセージが書かれてある。
参考までにそのリンクを張っておく。


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#prayforjapan は、海外の人たちから日本に送られてくる応援メッセージのハッシュタグです。
1秒に1回以上のペースで、地震発生時から現在まで地球上のあらゆる地域から寄せられています。

prayforjapan.jp は、避難生活を余儀なくされている方、不安に押しつぶされそうな方に、
すこしでも勇気をもってもらえたらと思い、このメッセージを受け取ってもらうために、つくりました。
公開にあたり悩みましたが、一人でも希望を持ってもらえたらと思い、
国内で投稿された心に残るつぶやきや、海外から寄せられた応援メッセージをまとめています。

このサイトは、栃木県の避難所にて、停電のなか最初の夜を明かしている20歳の学生によって作られました。
現在、FacebookやTwitterで賛同してくれた有志により、運営と多言語化などのプロジェクトが進んでいます。

http://prayforjapan.jp/tweet.html


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私の「直感」は、この曲(歌)を選んだ。
久しぶりにコンポに入れて再生するこの曲は、針が飛び飛びだった。
でも、言葉は浸透する。
このCDはシングル。
小さな円盤だ。
アダプターにそれをセットしてしか聴けない時もあった。
リリースされたのは1997年1月22日。



Homeless Heart
山下弥生(vocal) 岩田浩(guitar)

『朝』
作詞:山下弥生
作曲:近藤有子
編曲:近藤由紀夫

改札を抜けていつもの電車を見送る
もう何度も迎え慣れた朝もやの中に
友達はみんな嫁いでもうあの街を出た
私だけがひとり まだ夢を見てる
もう戻れやしない あの頃と同じ夢を

生活に追われているのに慣れていくこの頃
あきらめかけてた夢をひろい集めながら
うす紅(くれない)の花びらが散るのをながめてた
走り続けてきた 夢を追いかけて
すてきな現実に うそはもうつきたくない

改札を抜けていつもの電車を見送る
もう何度も迎え慣れた朝もやの中に
かみしめていた悲しみの向こうに朝が来る
戦うことを避けて 何を守るというの
もう一度戻るよ あの頃と同じ夢に


KAZU |MAIL