ふつうっぽい日記
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2011年05月05日(木) |
後輩から聞かされた恩師の「今」 |
先日、子ども支援関連のNPO活動のイベントに夫婦で参加した時のこと。 運営事務所は福岡市内にある。 イベント終了後、事務所で簡単な打ち上げ会が実施された。
このNPOには後方支援という形で去年から参加させていただいている。 去年は居住地が愛知県であり、福岡で実施される研修会やイベントの様子についてはブログや会報誌で想像するしかなかった状況で、それでも私の中では大きな意味があった。 偶然的に、いや、必然的に夫の転勤で再び福岡市に居住することになったことは、私の中ではとても大きな意味があるように感じずにはいられないのだった。
このNPOの存在は、愛知県に異動する前からなんとなく知っていて(新聞広告による)思いがけずブログでさらなる情報を知って、自分に出来ることを考えた時、それが後方支援だった。 まさか、再び福岡に「戻って」これて、かつ、直接的に活動に参加できるとは思ってもいなかったのだった。
打ち上げ会の参加者は30名くらいだった。 そして、特に自己紹介は無く、誰がスタッフなのか、はたまた「理事」なのかなど、さっぱり私は分からなかった。
なんとなく、時間が進むにつれて歓談するグループが偏ってきて、スタッフと思われる層、学生層とボランティア主婦的層、おじさま層、お兄さん層、「先生」層が見えてきて、私等夫婦は、どこにも属さないような位置で立食パーティを抜け目なく堪能していた。
近所のおばちゃんだと思っていたあるお二人の女性によくあるおばちゃん同士の会話のような親しみを込めて「ここに来るのにいやぁ〜迷いましたよぉ〜」とか「おっと!あれは日本酒ですかねぇ?あははは〜」とか話しかけて、30分後に私はそのお二人が「先生」(大学院の教授)、「村長」(NPO組織の長)であることを理解したのだった。
学生層は2グループに分かれていて、前出の「先生」(大学院の教授)の研究室だかゼミだかの学生(6名)と、他大学の学部生(2名)だった。 学生層は、初め2つに分かれていたが、1つになり、しばらくして、また元の2つに分かれた。
私は若者と喋ってみたい衝動が沸いてきて、2名の学部生に「学生さんですか?」と接近した。 「どちらの大学ですか?」と尋ねると、母校だった。 2名は「本当ですか〜?!」と眼を輝かせてきた。 年の差、18歳。
歳の差18歳の学生と共通の話題として、「A先生」のことについて語った。 「知ってます知ってます!」とさらに眼を輝かせていた。 当時のA先生はまだ講師だったような気がする。 今は教授になっている。 私の中ではA先生はとても「熱い」先生だった。
共通の「恩師」ということになる。
今、A先生の講義を受けている学生から「…A先生は、ちょっと、ぬるいんですよねぇ…それに、結構休講が多くて、身体の方が心配」などとリアルな状況を聴いた。
「ぬるい」とは何か。 学生が言うには、「試験も持ち込み可だし」「私の授業は出席していればみんなAですのでとか言うし」「2限続いて教室が同じで、担当がA先生だけど科目が違う時に、15分くらい過ぎているのに気づいていないし」とのこと。
学生は、「ちゃんと」学びたいと思っているのだな、と思うと「先生〜頑張らなあかんや〜ん」と言いたくなる。まぁ「ちゃんと」を定義するのには難しいのであるが。
しかし、思い切って話しかけてみるものである。 ちょっとした行動で思いがけない縁が繋がる。
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私が今、学んでいる「大学」でも、「単位が取りやすい科目」、「楽勝な科目」、「取りあえず大卒の資格がほしい」、「授業はほとんど聴かなくてもテキスト読んで単位認定試験に合格した」なんていう言葉をきく。「Aを多く取るために頑張る」というのも。
社会人になってから学ぶ。 それぞれモチベーションは異なる。
私は学び直しと現代の生活(実態)に照らした新しい考え方(知識)に触れたいために学んでいる。自分自身の生活の視点が広がれば広がるほど学びたくなる領域も広がる。 学ぶゆとりを維持しながら、価値ある仕事を続けていきたい。 仕事に対する使命感、義務感で視野が狭くならないために学ぶ。 学ばなければならないと追い込んでいるのではない。
学ぶことと仕事をすること(人と関わること)、相互にほどよく高めていける存在になるように、自分をコントロール、プロデュースしていく主体であることを楽しみたい。
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数日前の「黄砂」の影響もあってか、喉あたりが気になる。 喉の痛みは2日ほどで落ち着いたが、ふとした時に咳がひとしきり出て、やや疲れる。 この咳は約2年前にも経験した。 今のところ2年前ほど辛い段階ではないが、悪化した末が2年前の症状だとすると早めに手を打つ必要がある。 2年前に受診したクリニックでは喘息と診断された。 風邪の延長や花粉症などの影響で一時的に、喘息のような症状が起こり、処方箋も喘息の治療に使われる「吸入器」での対応。 喉が狭くなるために苦しくなって咳が出る。 なんとなくイメージで覚えているのは、広げるための処方、潤いを与えるため(持続させるため)の処方の2段階(2種類の吸入器を使用) 2年前の記憶では、処方箋対応をしたすぐから効果があった。 患者の傾向として症状が早期に改善されるため、吸入を途中で勝手に自己判断で止めてしまって結果として長引いてしまうという医者からの話も思い出した。 「咳は一回でも出るべきものではない」とかいうことも話されてあった。
夏の気配も感じるようになった今日この頃。 体調管理も配慮して、「マイ支援」のひとときも大切にして生活のペースを整えることを今月の生活目標にしよう。
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