ふつうっぽい日記
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同じ役者が各地を転々としてする舞台がある。
「学校」という舞台に関わるようになってかれこれ5年くらいだろうか。
「学校」とは何か。
「学校」という舞台。 教師や児童生徒が役者ならば、わたしの任務は役者を見守る裏方のスタッフになるだろうか。 心ある観客だろうか。
時々思う。 「学校」に集まる人たちは、入れ替わっていく。 もしも、たとえば、教師がグループで異動していくならば、「学校」という建物、舞台が替わっても、舞台役者が各地を転々としてする舞台のように同じようなメッセージや空気を放つのだろうか、と。実際的にはありえない設定ではある。 何が「学校」の雰囲気を作っているのだろう、と。
器が同じでも、そこに集まる人たちによって雰囲気は違う。 同じ人が同じところに集まったとしても、人というのは日々、一瞬一瞬、気持ちは変動しているものだ。 今日と明日とでは違う。明日と明後日とでも違う。 今、明日こうやりたいと思っていても明日同じようにこうやりたいと思っているかというと疑わしい。
今日、あれやこれやと明日のことを心配しても、明日は心配の予言通りには運んではくれないのだ。
それは自分にかかってきた電話に応答するのと、自分が誰かにかける電話に流れる気持ちの違いに似ている。かかってきた電話に応答する自分だって、気持ちの波がある。かけた電話に応答する相手だって、気持ちの波がある。
相手の状況に立った配慮。 後回しになっていたなぁ。 反省。 配慮されることに甘えていた自分。 意識して仕事として配慮することはできても。
謙虚さを忘れずに。 でもだからといって、自分自身を責める形で、自分自身を知ることに繋げないようにしよう。
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