ふつうっぽい日記
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友人から立体のケーキをいただいた。
実は「立体のケーキ」ということは、ネット検索をして知った。 立体のチョコレートかと思っていたのだ。 すっごいハードな甘いものが贈られてきたことにちょっと戸惑いを感じてしまった。
しかも「立体」とはパンダの立体である。 パンダは可愛いものである。 でも、「可愛い〜」よりも先にチョコレートの材料の重みが迫ってきた。
これはリスキーな品物を受け取ってしまったとコマ取ったのだ。
太らせようと企んでいるのか?という思いまで広がった。
友達思いの友人は家族思いでもあった。 しかし、わたしはそれを軽く嫉妬と置き換えてしまった。
「旦那さんと仲よく食べている姿を想像して選んだ」とあって。 どうして我が夫が想像の中に登場するの?! と、プリプリしたのだ。
わたしときたら、糖質制限をしていることなどをメールで熱く語った。
「可愛い」パンダ仕様のケーキを贈った友人としては、 「嬉しい〜ありがとう〜〜〜可愛い〜〜〜〜」という反応を予想していたであろう。
ああ。 わたしは「可愛い〜〜!」という感情の言葉を伝えるということをやっていない。 そういう発想自体が引き出されなかった。
ネットで検索して、同じくこの可愛らしいギフトを受け取ったという方がブログ的な空間に「きゃ〜〜〜可愛い〜〜〜〜」と綴ってあった。 それを見て、そういう反応をすればよかった……と、凹んだ。
なかなか、わかり合えない。 いや。 わかり合えないからこそ、繋がり続けているのだろう。 こういう妙な認知システム。 我ながら、 「なんじゃこりゃ」である。
それでも気づけるようになったことは収穫なのかな。
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