幻聴が聞こえた。 久しぶりだった。 フトンの中で頭を抱えて身を丸める。 笑い声が響く。 頭の中で響いている。 耳をふさいでも、大きなままの声。 声の主だけが楽しく、聞く人が嫌悪するそれは、しばらく続いた。 何時間にも感じるほどに。
こんばんは、あまつばめです。 風邪で鼻がつまっていています。 クチビル近くに口内炎ができて、唾液が次々と出ています。 息をするのと唾液を飲みのが大変で、ロクにしゃべれません。 でも、こういうときに限って電話がかかってくるんですよ。 世間の皆様。ねえ、いじめているの?←被害妄想
昨日の夜(時間的には今日)、寝る直前に声が聞こえました。 笑い声です。 真夜中なのにやけに大きく、それもエコーのかかっていました。 「あれ、これは」と思った時は遅く、頭の中で響きまくっていました。 なんか、すごく久しぶりの幻聴です。
ただ、今回のはちょっと違っていました。 意識の片隅で残っていたものが再生している。声は小さく、遠くから聞こえてきます。映像と一緒に流れてくる感じで、できの悪いホラー映画をみているようなもの。それが今までの幻聴でした。
今回のは、笑っているだけ。 眼を開けても閉じても、普通に自室とまぶたの裏が見えたくぐらいでした。 ただ、ひたすらに怖かっただけです。
多分、1分くらいでしょう。 丸まって息を止めていたら治まりました。 その時思ったのが、
「今のが幽霊のしわざだったらよかったなぁ」
私は、お化けとか幽霊とか、フィクションだと思っています。 恨みとか無念があっても、死んだら生き物は土にかえるだけです。 非現実なものは空想するのが好きでも、実在はバカげていると思っています。
でも、聞こえちゃいけない声。 それの不安から、何でもいい、答えが欲しくなった。
どこをどう、つなげたのでしょうか。 一番否定している幽霊を引っ張り出していました。
後々考えてみると、本当に幽霊だったらものすごく嫌です。 どこかのホテルではなく、自室です。毎日寝るところです。日常です。 そこに笑う幽霊(姿なし)が存在しているのです。 ・・・・・・やめて欲しいと願う怖がりです。
わからない恐怖を誤魔化すため、 引き出したのはわけのわからないもの。 笑い話ですね。
一つ勉強になったのは、 凍えるほどの温度でも冷や汗をかける人体の不思議。
まとまってませんが、これまで。
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