不幸じゃない。 だからって、幸せでもない。
こんばんは、あまつばめです。 今、ふわふわしています。ついでにふらふらです。 アルコールや薬が入っているわけではありません。 心のオモリをはずし、バランスが崩れているようです。 私のこと、一番わからないのが私でしょう。
ある人に会いました。 すれちがって、私は気づけず、相手が気づきました。 なんで気づけなかったのでしょう。好きだった人を。
好き。 ちょっと違います。 恋とか、愛とか、そういうのじゃなくて、あこがれみたいなものでした。 暖かい人。 天然が入っていて、着飾ることなくて、弱さと強さを身体に包み込んでいた人でした。
眼の前にいたのは、白に近い金髪と、猛禽の眼をした人でした。 面影は背の高さだけでした。
口から出る言葉は、昔のことばかりでした。 聞きたくないような思い出話。 今も、これからも、出てきません。 外が攻撃的なって、中がボロボロみたいです。
聞きたいことがありました。 でもそれは、トドメをさすみたいで聞けませんでした。
「昔のコトばかり話して、今が楽しくないの?」
ふわふわです。どうでもいい気分になって。 ふらふらです。それでも地面に縛られて。
ほどよく混ざっていたものが、分離してどうでもいいものになってしまった。 変わってほしくなかった。 でもそれは、私のワガママなのです。 あの人に責任なんてないのに。 思い出は、箱の中で静かに眠らせておくべきなのでしょうか。
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