宇宙人がやってきた
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2001年12月08日(土) マッチとお供え

来週、1才半になるリスケは、よく食べる。
よく食べるから、よく太っている。座ってる後姿など、まるで“鏡餅”。

今朝も、コータは夫と耳鼻科へ行ったので、娘と私の二人きり。
だから、娘の大好きな“味噌煮込みうどん”を作った。
大好きだから、よく食べる。
アダムのフォークを使って、もどかしげに食べる。
2杯食べたところで、取り上げた。キーキー言って、怒る娘。
アンタね・・大人用のどんぶりで2杯食べりゃ、充分でしょーが・・。

来週、3才10ヶ月になるコータは、食が細い。
食が細いから、体も細い。頭が大きいので“マッチ棒”のようだ。

知らないものや、変わったものは、食べようとしない。
小さな子の例外にもれず、お菓子が好きだが、知らないお菓子は、食べない。

肉と魚とごはん。それに麺類。野菜は、食べない。
果物は、バナナと、気が向けば、りんごと梨。それだけ。

外食は、大好き。ファミレスのハンバーグや、マク○ナルドのポテトが大好き。
野菜は食べないが、“充○野菜”や“野菜○活”が好きなので
それで、お茶を濁す母。

3才児の好き嫌いなんて、そんなもんでしょ・・と私は、思ってた。
センターの医師に言わせると、違うらしい。
偏食は、自閉症児の特徴らしい。

コータは、この春まで、自分でごはんを食べられなかった。
食事イコール「お口を、アーン」だった。
センターは、お弁当と聞いて、慌てた母は(今まで何もしなかったズボラ母)
フォークを持たせてみた。
なんのことはない。息子は自分で、食べはじめた。

ところが、夏頃、自分で食べるのをやめてしまった。
私にフォークをさしだし「ママ・・」と、小さくつぶやく。
「食べさせろ」ということだ。

普通なら「え〜なんで?」となるだろうことも
自閉症児の母は、嬉しい。甘えられた経験を、ほとんど持たないので。
(自閉症児の母は、と括ってしまったけど勿論、違うお子さんや母もいます)

「最近甘えて、自分で食べなくて・・」と、センターの先生にのろける。
・・違うんだそうだ。
自閉症児は“人とモノを結び付けて考えることがある”そうだ。
要するに“甘えられた”のではなく“使われた”
もしくは、「この人には、これをやってもらう『こだわり』」だと言うのだ。

なにを言っても、なにを訊いても、“自閉症”に結びつけるのね〜。
“障害”という辞書に、“個性”の項目はエントリーされていないらしい・・。

娘は、私がこれを書いているのを、いいことに
両手に1個ずつ、クリームパンを持って食べている・・・。

太っているのは、私に似たのかな〜
「立てばセイウチ 座ればトド 歩く姿はゾウアザラシ」といわれた私。

娘も、床にころがって、うたた寝している姿は、まるでメスカバだもんね・・。


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