宇宙人がやってきた
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2001年12月29日(土) コーちゃんへ・・

もうすぐ今年も終わりだね。
コーちゃん、君にとってどんな1年だった?

ママはね、辛く苦しい1年だった。
今まで生きてきた中で、1番苦しかった。

打ち消そうとしても、漠然と湧き上がってくる不安が
初めて“自閉症”“障害”という形で、突き付けられた時
ママは壊れていく自分を、どうにもできなくて
死ぬことも考えました。コーちゃんを連れて。

誰の言葉も耳に入らず
何を読んでも、心に響かず
そこにあるのは、絶望だけだった。

自閉症のことを、どんなに勉強しても、どんなに教わっても
頭に心が追いつかなかった。

「どうして、こんなことがわからないの!」と怒鳴り
「なんで、そんな変な声を出すの!」と叩いた。

ある日、コーちゃんの髪についてたゴミを取ろうと手を出したら
コーちゃんは、ギュッと目をつぶって頭を手でかばったよね。

何を、何をしているんだろう私。
こんな目に遭わせる為に、この子を生んだんじゃない。
2日がかりの難産の末、仮死状態で産まれて来たコータ。
ただ、助かってくれれば、生きてくれれば何も望まないと、あんなに祈ったのに。

この1年、コーちゃんはうんと頑張ったよ。

外では一歩も歩かなかったのに、今は眠くても我慢して歩くし
ごはんも1人で食べられるようになったね。
センターでも、お弁当を自分で食べたり、椅子も運べる。
順番だって、少しは待てるようになった。

他のお友達はできるのに・・って、悲しかったこともあったけど
今のママは、コーちゃんしか見えてないから
どんな小さなことでも
コーちゃんが、初めて歩いた日と同じくらい嬉しいんだ。

たくさん時間がかかっちゃったけど
やっと、心から思えるよ。

コーちゃんで良かった。
コーちゃんじゃなきゃ、やだ。
コーちゃん、ママを選んでくれて、ありがとう。
自閉症ってわかる前より、今のコーちゃんの方がうんと好きだよ。

来年は、もっと楽しく、もっと元気に過ごせるといいね。
春になったら、初めて1人でセンターに通うことになるけど
新しい毎日がコーちゃんにとって、楽しいものになること・・・。
今のママのお願いは、ただそれだけです。

来年も、たくさん、たくさん、面白いことしようね。
いっぱい、いっぱい、いろんな所へ遊びに行こうね。

でも、もうひとつだけ、お願いきいてくれるなら
・・・オシッコ、出る時教えてね・・・



















*)つたない親バカ日記を、読んでくださって有難うございました。
  皆様もどうぞ良いお年を。そして、来年もよろしくお願い致します。










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