宇宙人がやってきた
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このところ、子どもたちが順番に風邪をひき ついに私にもうつり、週末寝込んでしまった。
40度近く熱が出て、さすがに動けず テーブルの上にパンやお菓子を置いて、布団に入る。 それを大人しく食べ、ビデオを見てる子どもたち。
娘は時折、飲み物や抱っこをせがんでぐずったが 普段よりは、ずっといい子だった。
悪寒と、熱さが交互に襲ってきて苦しい。 何度目かの悪寒に耐えられず、思わず息子に 「コーちゃん、ママ寒いの。お布団持ってきて・・・。」
掛け布団は、私が使っているから他にはない。 それでも息子はキョロキョロと探し、しばらく考えている。
「ママ・・・」と、そばに来たコータを見ると 手に、自分用のタオルケットを持っている。
どこまで理解できたのかは、わからないが それを受け取り、「ありがとう」とお礼を言う。
そのうち娘は寝てしまい コータは私のそばでパズルをしたり、絵本を見ている。 ・・・・・静かな時間。
ウトウトしていると 小さな声が聴こえてきた。
ねこが ねこ・・で あーよーに
いぬが いぬ・・で あーよーに
じぇん しん じぇん れー
ぼくで あいたい
NHK教育で月曜日に放映されている、息子が大好きな 「ジャム・ザ・ハウスネイル」というかたつむりのお話の歌だ。
ちなみに、本来の歌詞は
「猫が猫で、あるように
犬が犬で、あるように
全身全霊、僕で ありたい。」
というものです。
小さな声で、ゆっくりと唄うその声を聴きながら
「コータこそ、かたつむりみたい。」
なんだか、息子が自分の心を唄っているようで
そう思ったら、涙があとからあとから溢れてきた。
自分が、悲しくて泣いているのか
幸せで泣いているのか、よくわからなかった。
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