宇宙人がやってきた
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2002年05月28日(火) 学校見学 その1

先日、養護学校の見学があり参加してきました。

今回は、国立K養護学校。
昭和48年に開設されたというその学校は
観光地として知られる場所にあります。

私鉄の京浜急行線に乗り、N駅からタクシーでワンメーター。
緑深い山を背に、道路を挟んで学校と研修施設があります。

どこからともなく、潮の香り・・・。

正面玄関に入るなり、大きなカラクリ時計。
色とりどりで、仕掛けもいっぱいの楽しそうな時計は
子どもが自分で操作できるように工夫されており、
職員の方たちの手作りと聞いて、驚きました。

初めに案内された寄宿舎は、遠方からのお子さんが対象ですが
現在は定員割れしているので、県内の子どもでも利用できるそうです。

肢体不自由児の部屋、知的障害児の部屋、食堂、ホールと
どの部屋も広々と明るく、そして随所に手作りされたものが見かけられます。
浴室を覗くと、お風呂場の前のそれぞれの場所に
きちんと畳まれた着替えが置いてあり、床は髪の毛1本落ちてません。

小学部の教室、幼稚部、ホール、リラクゼーションルーム
広くて迷ってしまいそうでしたが、いくつめかのプレイルームに入った途端
眺望の素晴らしさに思わず、息を呑みました。
窓の下に海岸線があり、目の前が全て海、海、海、180度です。

それから修学旅行などの練習のための部屋、なんていうのもあり
和室と洋室とダイニングキッチン、システムキッチンも洗面所も
電動式で、感心することしきり。ここも、「オーシャン・ビュー」

ホテルのような中庭を、子ども達を乗せた電動車が走り抜けて行きます。
外遊びの広場も遊具が凝っていて、アスレチックか遊園地のよう。

環境も施設も申し分ないこの学校は元来、重度及び重複障害のお子さんの為に
設立されたそうですが、定員に満たない現在国からの指導(ハッパですね)で
軽度の子ども達も受け入れることになったそうです。

しかし・・・遠い。あまりに遠い。
6年間毎日送迎することを考えると、厳しい。
なぜなら、2年後に下の娘の就園があるからだ。
時間的に、絶対折り合いがつかない・・・。

夫に話すと、「幼稚部があるのなら、リスケもそこに入れればいい。」
・・・なるほど。

もしくは、「じゃ、引っ越せばいいじゃん。近くに。」
・・・え!?そうか、それもいいか・・・。

見学に参加する前に、担任の先生に言われたこと。




「学校の特色や評判も目安ですが、見に行った時に想像してみてください。
そこが、コーちゃんの場所かどうか・・・。

そこで遊ぶコーちゃん
そこで勉強するコーちゃん
そんな姿が目に浮かぶようなら、
そこはきっと“コーちゃんの場所”ではないでしょうか。

どう想像しても浮かんでこない
ここにコーちゃんはいない
そう感じられたらどんな立派な学校であっても
“違う場所”なのだと思います。」




海の見えるこの場所に、コータはいるかな・・・。
















実名で紹介しようかと悩みましたが、学校側へご迷惑が掛かるといけませんので
仮名にさせて頂きました。「教えろ」という方はメールにて問い合わせ願います


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