水野の図書室
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2002年01月13日(日) 有栖川有栖著『夜汽車は走る』

『夜汽車は走る』・・このタイトル、好きです〜♪
期待度100%でページを捲りました。

濃密な短編です。夜汽車に揺られながら、男が半生を回想していきます。
男が語る子供の頃のこと、母の秘密、妻との出会い・・そして、なぜ、この
夜汽車に乗っているのか、謎が解かれていきます。

ミステリに叙情たっぷりです。読み終えて、すっごく満足!
人生は旅だとよく言われますが、この男の人生は夜汽車の旅なんです・・。
しみじみ・・余韻がなんとも言えず・・。

有栖川有栖著『夜汽車は走る』は『ジュリエットの悲鳴』(角川文庫)に収録。
34ページ。夜汽車で向かい合った席の男のひとの身の上話を聞いたような12分。
・・この作品、わたしが読んだ短編の中で一番のオススメにしたいです。


汽車で思い出しましたが、西村京太郎さんのトラベルミステリも面白いです。
十津川警部が大活躍!鉄道にも詳しくなれます。

なんだか、遠くへ行きたくなりました。汽車の旅・・したいっ!!






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