水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2002年01月20日(日) |
小林泰三著『兆』(きざし) |
気持ち悪くなりました。 ホラー小説なんですね・・(って、事前に納得済みなんですが)。 気持ちが悪いので、手短に。
自殺した中学生、直美が、「兆」(きざし)というものになって、直美をいじめて いた同級生、らんかの前に現れるお話です。この自殺を記事にしようとする フリーライターのなえ子も絡んで・・・。
らんかの日記となえ子の取材が交互にすすむので、頭が混乱していきます。 そこに、直美の手記?が加わって、何が何だか、不安な気持ちに・・。 こ、こういう書き方は、ホラー小説向きなのかも。 うーん、作者の狙い通りですか?だとしたら、なんて素直な読者なのでしょう! なんて、感心したり。
はぁ・・気持ち悪い・・。
小林泰三著『兆』は『ゆがんだ闇』(角川ホラー文庫)に収録。86ページ。 中編です。ホラー小説には、このくらいの長さは必要ですね。じわじわ怖くなった 35分。読み終えたら、怖さ<気持ち悪さ に。。
小林泰三(こばやし やすみ)さんは1962年生まれ。 '95年に『玩具修理者』で第2回日本ホラー小説大賞短篇賞を受賞、デビュー。
気持ち悪いので、今夜は早く寝ます。。おやすみなさい。
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