水野の図書室
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2002年02月17日(日) 倉知淳著『揃いすぎ』

これも、シリーズ物のようです。「猫丸先輩」、聞いたことはありましたが、
読んだのは初めてでした。ミステリは、シリーズが多いですよね。
知っている探偵の活躍は、安心してすんなり推理に入っていけるからでしょう。

猫丸先輩はライターです。雑誌編集員の八木沢に、自分から接待を希望します。
ちょうど、出版社にやって来た、売れないライター椿も交えて三人で中華料理店
で食事をするのですが、椿が自分の体験を元にした謎解き問題を出します。
この問題が、本編になるのです。

うーん、密室と言えば密室です。
タイトルの『揃いすぎ』は、こんな意味だったんですね。
よく考えましたね。などと、あっさりなのは、謎解き問題より、猫丸先輩が気に
なって、肝心の本編はうわの空状態に近かったんです。(ゴメンなさい)

猫丸先輩、面白いんですもん。
中華料理店の朱色のターンテーブルを回して遊ぶなんてっ!
天真爛漫な探偵って、好きです♪

倉知淳著『揃いすぎ』は『大密室』(新潮文庫)に収録。54ページ。
中華料理が食べたくなった27分。
謎より猫丸先輩が強かったです。

エッセイ『密室をテーマに何か書きなさいと要請されてちょっと困惑してしまっ
たという内容の雑文』は、軽快に読めました。(タイトル、長すぎ!)

 ≪倉知さん、エッセイ、面白いですー!もっと、読みたいですぅ〜。≫



((本文以上におまけのエッセイの方が面白かったです。))← 小さなつぶやき

エッセイ集はあるのかな?探してみよ〜っと♪





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