水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2002年02月18日(月) |
西澤保彦著『怪獣は密室に踊る』 |
奇想天外な設定が強烈でした。 何しろ、怪獣です! この短編集は、8人の作家が「密室」をテーマに競作したのですから、同じ設定 にならないように、いろいろ考えたとは思いますが、まさか、怪獣とは!
おれの悪友、京介から、マンションの自室に監禁されているという連絡が、これ また悪友の正太郎のケータイ電話に入ります。おれと正太郎は、京介を救出しよ うとケータイ電話で連絡をとりながら、彼のマンションに向かいます。 この監禁事件に、怪獣はどんなふうに関わるかは、読んでみてください。 笑
まさか、こんなことあるわけないでしょう・・と思いながらも、もしかしたら、 と思わせる楽しいお話です。 遊び心を感じるテンポと、会話が面白いですねー。 プロフィールを見ると、分身・時空移動・未来予知などの奇想を駆使した作品を たくさん書いていらっしゃるようです。
西澤保彦著『怪獣は密室に踊る』は『大密室』(新潮文庫)に収録。 73ページ。クスリと笑って34分。 監禁されたら、まわりの状況をよく見ましょう。
エッセイ『密室ジャンル独立計画の陰謀(笑)』に、さりがなく自作の宣伝が! すべて会話だけのエッセイです。会話文が巧いですー。
ぜんぜん関係ないけど、『踊る大捜査線』をまたテレビでやってほしいですぅ!
もひとつ、関係ないけど、コナンくん、そろそろ元の姿に戻してあげて!
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