水野の図書室
Diary目次|過去を読む|未来を読む
皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2002年03月02日(土) |
加納朋子著『掌の中の小鳥』 2 |
第二話は『桜月夜』 パーティーで知り合った女性を連れ出した圭介。 彼女が案内したのは、“EGG STAND”という名の小粋なカクテルバーでした。 そこで、彼女が語るのは桜に捧げる物語、ある誘拐事件の話。
妻子ある男性と不倫関係にあった「私」は、偶然出会った彼の息子に狂言誘拐 の計画を打ち明けられますが・・。
うーん、何ともいえないせつなさですねー。 続きは、明日書きます。。
---------------
で、明日というか今日になりました。 3月は何かとあわただしく、じっくりひとつのことができなかったり・・。 いやはや、申し訳ありません。
『桜月夜』では、子どもの方から、自分を誘拐して父親から身代金を奪おう、 なんてことを言い出すんですが、この子どもは、父親が不倫していることを 知っているんですよー!そして、偶然会った女性がその不倫相手だとも! 子ども心に、不倫なふたりを別れさせようとするあたり、胸がしめつけられそう です。子どもは遊びがすべてであってほしいです。
『大人はすべてを遊びにしてはいけません』(水野はるか)でしょ?
“EGG STAND”を女ひとりで切り盛りする泉さんが素敵です。
はふぅ〜美味しいカクテルが飲みたくなってきました。 そういえば、、この『掌の中の小鳥』(創元推理文庫)の帯には 「cuteなミステリのカクテルに乾杯!」と一行!
≪はーい、乾杯!・・・美味しいです〜♪≫
|