水野の図書室
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2002年04月03日(水) 北村薫著『恋愛小説』

『贅沢な恋愛』『贅沢な失恋』(どちらも角川文庫)で恋愛小説を堪能して、
今度はホラーを読もうかなと思っていたのに、ついつい選んだのは北村薫氏の
『水に眠る』(文春文庫)です。これは恋愛小説の短編集で、収録された各編
にそれぞれ違う解説者が「贅沢な解説」を付けています。豪華なメンバーによ
る解説も嬉しいですー!

初めのお話は『恋愛小説』。うーむ、そのまんまのタイトルです。
アーティストの『LOVE SONG』に匹敵する自信にあふれたタイトルで、ウッと
怯んでしまいます。体制を立て直して、一気に読みました。短いお話ですし、
恋愛小説は一気に読みたいです。イキオイが大事ですよー。恋も小説も、ネ。 


東京でひとり暮らしをしている美也子は28歳。お母さんから見合い話の電話が
きては苛立つ日々です。そんな時、謎の電話がかかってくるようになります。
微かなピアノの響きを送ってくる電話の主がわからないまま、一年が過ぎ・・。

れれっ!? 無言電話に一年間もつきあったの!? 
美也子に恋人はいなかったのですかぁ〜?

なんだか寂しくなりました・・。
ラストの状況がどうもよくわかりません・・。

これも恋愛だと言われたら、そ、そ、そうなんですか? 
解説は光原百合さん。この解説、じーんときました。わかりやすい解説です。
ありがとうございます。恋愛は縁なんですねー。しみじみ。


明日は表題作の『水に眠る』。解説は有栖川有栖氏。
じゃ、また明日!





水野はるか |MAIL
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