水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2002年04月04日(木) 北村薫著『水に眠る』

先日、あるレストランバーで、美味しいカクテルを飲みました。
「シンデレラ」という名前のカクテルです。←うひゃん! はずかしー!
甘酸っぱい香りで、ええっと・・そーですね、、パイナップルとピーチの味で、
きれいなレモンイエローで・・ノンアルコールでした。
!あん、ノンアルコールって、ジュース? ほのかに酔いましたが・・。笑
も、もしや、隣のグラスのアルコールの匂いで、酔ったのでしょうか?
鼻の粘膜からアルコールを吸収して? な、なんてことでしょ!! 

カクテルの名前って、結構、うわぁ〜ってオーダーするのがはずかしいのが
多いですね。いつだったか、「ピュア ラブ」っていう名前のカクテルを飲んだ
ことがありまして、味は忘れましたが、名前はしっかり記憶に刻まれてます。

ビールもウィスキーも飲めないのですが、カクテルは飲めます。
あまりドライなものは苦手ですが・・。


今夜、またひとつ新しいカクテルの名前を覚えました。
「シャンディー・ガフ」、ジンジャーエールとビールで作るカクテルです。
飲んだことありますか? 美味しかったですか?

『水に眠る』は、いろんなお酒が登場します。
ビール、シンガポール・スリング、ウィスキーソーダ、そしてシャンディー・
ガフ。同僚のカクテルに纏わる思い出話に嫉妬する女性の気持ち、わかります。
同僚というだけで、特別な感情なんて持ち合わせていないのに、自分が知らない
世界の話を聞くと、なんと言ったらいいのか、、ココロが乱れます。ハイ。
文中では、何となく腹立たしい気持ち、なんて言ってますが、わかりますわかり
ます。このお話の「わたし」に共感しながらスルスル読みました。

北村薫氏、女性の気持ちをよくご存知です♪

そして、バーでマスターが同僚とわたしのために作ってくれる特別な水割りの
不思議さは、文字だけでこんなふうに酔うこともできるのだと教えてくれます。
なぜか、ほろ酔い状態で、、←ど、どうした? 水野!
網膜が活字からアルコールを脳に伝達したのでしょうか? そ、そんなのアリ?


おふろシーン(妙な期待はしないように!)は、解説の有栖川有栖氏も絶賛。
触覚に訴えます。わたくしも。。笑

表題作だけのことはあります。忘れられない短編になりそうですね。
面白いというより、身体にしみ込む感じです。うーん、水ですー!

明日は第三話『植物採集』、解説は加納朋子氏。
ね、解説陣が豪華でしょ〜♪


歓送迎会シーズンですが、飲みすぎ食べすぎにはご注意を!








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