水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
『水に眠る』の第四話『くらげ』は、近未来SFの雰囲気です。 大手電気メーカーに勤務する岡崎が企画会議に出した案は、個人空調装置の くらげ型「くうちゃん」。頭に被れば、暑さ知らずのこのくらげ、大ヒット 商品となり、会社に街にくらげがプカプカ。
うーん、便利かもしれません。が、便利の影には弊害が付き物で、岡崎も 複雑な思いでくらげを見つめます。岡崎はくらげを使わないのが、いかにも 自社製品は使わない人(商品を知り尽くしてるからこそ)です。
くらげを思いついたきっかけが、幼い頃の夏の日を連れてくるようで、胸が きゅんですねー。とても素敵なシーンです。
解説で、貫井徳郎氏は読み終えて怖いと感じたそうで、そうですねー、怖いか 滑稽か意見が別れるでしょう。わたしは、、、あまり怖いとは思いませんでし た。今日、すっごく怖い目にあったからかもしれません。
と、言うのは、考え事しながら歩いていて階段を踏み外し、、、 片方の足首を捻挫してしまいました。時間を滑り落ちたときは怖かったです。 足首捻挫だけで済んだのが不思議なくらい。頭を打たなくて良かったです。
ケガの前に読んでいたら、また違った感想になったかもしれません。 死んでいたら、読むこともできませんでした。(><;)
やん! 階段から落ちて天国だなんて! ←地獄ではないと思うお気楽者♪
2月に読んだ貫井徳郎氏の『ミハスの落日』(『大密室』収録・新潮文庫)は とても良かったです。
明日は第五話『かとりせんこうはなび』を読みたいです。解説は若竹七海氏。 じゃ、また明日!
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