水野の図書室
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2002年04月07日(日) 北村薫著『かとりせんこうはなび』

およっ!? ユーモアSFですか? このお話。
蚊が蝿を刺すようになる薬が開発され、アメリカのテレビでは蚊と蝿の空中戦
ショーが大人気に!

一体、どこからこんな発想が! うーむ、作家たるもの、このくらい発想豊かで
ないといけないのね・・などと、小説の内容から離れて感心、感心。

『かとりせんこうはなび』は、のびのび楽しく執筆されたようで、ノリノリ♪
北村氏、この頃、何かいいことがあったのかしら?・・と、またまた小説の内容
から離れてみたり。。

肩の力を抜いて楽しめる世界です。読んでみてください。
こんな夫婦いいなぁ〜と、クスッ。


若竹七海氏の解説は、ちょっと表情が硬いです。
解説というと、アカデミック調になるのでしょうか。やや難解です。
上質の短編小説の味わい方は同感ですが、もすこし、やわらかく解説しても
らいたいところです。

『かとりせんこうはなび』は『水に眠る』(文春文庫)の第五話。
小説のネタは尽きることがないと、ふと思ったり。 笑

明日は第六話『矢が三つ』、解説は近藤史恵氏。
じゃ、また明日!






水野はるか |MAIL
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