水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
ロレンスの次がカミュとは!・・肩に力が入ります。 『不貞』って、どこか緊張するタイトルですねー。 内容は、果てしなく重く、暗く、つらく、苦しく、冷やかです。
商人の夫と共に異国に来た妻が、その孤独な心を開いた相手は夜の闇。 この妻の心の揺れが、ズシリときます。『菊の香り』のロレンスといい、 『不貞』のカミュといい、どうしてこんなふうに妻の気持ちがわかるのでしょう。
訳は窪田啓作。「せつない話・山田詠美編」(光文社文庫)十番目のお話は、 カミュ→『異邦人』→不条理→カミュ→ノーベル賞作家→カミュ→『不貞』。
せつなさ:☆☆☆☆☆
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