水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
| 2002年10月10日(木) |
テネシー・ウィリアムズ『欲望と黒人マッサージ師』 |
ホラーですぅーーー! このラスト、こ、怖い・・。
「せつない話・山田詠美編」(光文社文庫)13番目のお話は、黒人マッサージ師 のもとに通うようになった白人サラリーマンの奇妙な人生。 どこが奇妙かって、、ぜひぜひ読んでみて下さい。
短いストーリーなのに、ドクンと読み応えがあります。 欲望や人間の未完部分について、テネシー・ウィリアムズ流の解釈も面白いです。 未完成でもいいじゃない・・と、つぶやきたくなったり。 償い・・つぐない・・何を償ったらいいのかな・・と、思いを巡らしてみたり。 訳は志村正雄。
せつなさ:☆☆☆☆☆(成分はホラー)
「欲望」と「希望」って、一字違いなのにすごい開きを感じませんか?
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