水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
| 2002年11月16日(土) |
マンディアルグ『ダイヤモンド』 |
宝石商の娘サラは、ひとりでダイヤモンドの鑑定をしようとした時、ふとした はずみでダイヤモンドの中に!鑑定する時は、いつも裸になるサラ。ダイヤ モンドに閉じ込められた時も裸のままで、そこには裸の男が立っていた──。
幻想的な世界は嫌いじゃありませんが、、、、あまり楽しめません。 ダイヤモンドのような硬い文体に、少し疲れました。修飾も多すぎ・・。 ひんやりした感覚が好きな人には面白いかもしれません。
「せつない話第2集・山田詠美編」(光文社文庫)第十二話は、・・疲労感。 訳は生田耕作。
せつなさ:☆ 夢見心地になれるかと期待しましたが・・。 あ、フルネームは、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ。三島由紀夫の 『サド侯爵夫人』を仏訳した方です。
宝石をモチーフにしたものなら、山田詠美の『雨の化石』が良かったです。 (「贅沢な恋愛」収録・角川文庫、2002.3.25記)
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