水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2002年12月04日(水) 北方謙三『岩』

今日は、少々へこんでおります。
理由は・・近所の本屋さんが、、、お店を閉めちゃったんですっ!!
うーむ、書店不況はうすうす感じてましたが、たまに行っていた本屋さんが
なくなるのは、ホントに寂しいものです。ガラス越しに覗いた店内は、すでに
片付けが終わり、あるべき本がなくなった棚だけが無意味な空間に置き去りに
されたようにありました。

去年も、閉めた本屋さんが2軒。今は、ドラッグストアーと雑貨やさんになって
ますが・・。本屋さん好きなわたしでも、最近、ネットで本を買う回数が増えた
なぁと思いながら、トボトボ帰ってきました。

北方謙三『岩』──ひとりの女のために命懸で波の彼方の岩をめざして泳ぐ男
と、その男に挑んだ男のお話。クールな文体とは裏腹に心情は重く、バランス
具合がいい感じです。小説を書くために生まれてきた方のような・・北方謙三。

書く人がいて、読む人がいる。街の本屋さん、がんばって!
って、言うより本を読もぉぉぅうよぉぉ〜!!!!



水野はるか |MAIL
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