水野の図書室
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2002年12月07日(土) 椎名誠『猫舐祭』

アンソロジーの良さは、いろんな作家の作品を次々に読んでいけることで、普段は
読まない作家が登場すると、ドキドキします。これがきっかけでファンになること
もありますから。
「短編復活」(集英社文庫)の第六話は、椎名誠。恥ずかしながら初めまして・・
でした。笑

猫?舐める?祭?うーん、ヌメヌメした、おどろおどろしいタイトルです。
中は、・・異世界のお話。「私」が子どもの頃、毎年秋の終わりにひらかれた祭に
は、遺伝子急速改造で作られた生き物が並び、闇の臓器マーケットがあり……。

・・椎名誠って、なんとなく爽やか冒険小説のイメージだったんですが・・。
うーん、こういう世界も描くんですね〜。うーん、、、(←両手を腰に)
んー、感想を書きづらいです。ラストで明かされる「私」の正体に、あまり驚けな
かったし、、こういう未来なのか過去なのか、たぶん未来だと思うけど、わからな
い時点で引いちゃってしまうんです。いえ、異世界に未来も過去もないのかも。
異世界好きな方には興味深いかもしれません。

ただ、語り口が優しいんです。他の作品を読んでみたくなりました。
できたら、爽やかな世界に連れてって〜。


水野はるか |MAIL
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