水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
アンソロジーの良さは、いろんな作家の作品を次々に読んでいけることで、普段は 読まない作家が登場すると、ドキドキします。これがきっかけでファンになること もありますから。 「短編復活」(集英社文庫)の第六話は、椎名誠。恥ずかしながら初めまして・・ でした。笑
猫?舐める?祭?うーん、ヌメヌメした、おどろおどろしいタイトルです。 中は、・・異世界のお話。「私」が子どもの頃、毎年秋の終わりにひらかれた祭に は、遺伝子急速改造で作られた生き物が並び、闇の臓器マーケットがあり……。
・・椎名誠って、なんとなく爽やか冒険小説のイメージだったんですが・・。 うーん、こういう世界も描くんですね〜。うーん、、、(←両手を腰に) んー、感想を書きづらいです。ラストで明かされる「私」の正体に、あまり驚けな かったし、、こういう未来なのか過去なのか、たぶん未来だと思うけど、わからな い時点で引いちゃってしまうんです。いえ、異世界に未来も過去もないのかも。 異世界好きな方には興味深いかもしれません。
ただ、語り口が優しいんです。他の作品を読んでみたくなりました。 できたら、爽やかな世界に連れてって〜。
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