水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
| 2003年01月28日(火) |
斎藤肇『十年目の決断』 |
遊びに行った娘が帰って来なかったら、もちろん大変です。両親の心中は察するに あまりあります。が、帰ってきた娘がふたりに増えていたら……どう理解したら 良いのでしょうか。こんな奇想天外なストーリーのきっかけは何だったのか、作者 に聞いてみたくなりました。
そして、文中に母親の存在感がないのは、なぜ? せつせつと語る父親の苦悩が伝わってこないのは、なぜ? ふたりに増えた娘に、まわりの人が気づかないのは、なぜ?
うーむ、なぜ?がいろいろありすぎて、お話を遠巻きに見てる感じです。 (あわわ!作者様、ごめんなさい)←今日も登場
没頭できなかったので、読後感はモワモワ。。 「托卵(たくらん)」─ この言葉だけが暗く残りました。
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