水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
| 2003年02月17日(月) |
井上荒野『わたしのヌレエフ』 |
タイトルを見て、どんな物語かピッ!ときました? ん?と首を傾けた人のために、いちお説明しておくと、ヌレエフとはルドルフ・ヌレエフ。 '61年にソ連から西側に政治亡命し、イギリスのロイヤル・バレエ団で活躍したダンサーです。 と、わかると、輪郭も何となく見えてくるのではないでしょうか。 「我が社の菊川怜」とか「我がサッカー部のナカタ」みたいな物語かと想像したでしょ?
ところが×ところが、、そうシンプルな物語じゃないのが井上荒野なのです。 夏子と夏彦が共有するものは……。 うーん、難解です。くるくる変わる場面、次々登場する人々、駆け足で読めない小説ですねー。
'89年の第1回フェミナ賞受賞作品だそうですが、うーん、、、なんと言ったら良いのか、 あ、そうなんですか・・という感じ。。 ・・読んでいて挫折しそうになりました。。相性が合わないのかも・・。
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