水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
| 2003年02月21日(金) |
東野圭吾『冷たい灼熱』 |
こ、こんな、どんでん返しがあったとは・・。うーん、うーむ、そーだったのね〜。 するするした文章なので、網膜で映像化しながら読みました。赤が鮮やかにでましたよ! なぜ赤かは、わかる人にはわかりますから。。ぜひ、読んでみて下さい。
会社員が帰宅すると、部屋は荒らされ、妻は殺されていたのです。そして、一歳になる息子 の姿はなく、強盗に連れ去られたのだと思われたのですが……。またまた、加賀刑事の登場。 鋭いですよー、頼もしい刑事さんです。この犯罪にも、嘘が絡みます。おろかな嘘です。
途中でくるりと新しい場面に切りかわるのですが(どんでん返しのことね)、 誰もが、ゾッとするでしょう。どこにでもありそうな状況、隣に住んでいても不思議じゃない人、 結果として犯人になってしまう怖さ・・、犯人は、かわいそー、、。 犯罪を起こしたくて起こしたわけじゃないのです。嘘をつきたくて嘘をつくわけじゃないように。
去年の今日もどんでん返しミステリを読んだ気がして、listを見たら、山口雅也の『人形の館の館』 (「大密室」新潮文庫)でした。探偵小説を元にしたドールハウスがでてきて、すっごく面白かったです。 つい先日読んだような気がします。来年の今日はどんな小説を読んでるのかなぁ〜。 と、思いめぐらす誕生日の夜。ウフッ。
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