水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2003年02月24日(月) 東野圭吾『狂った計算』

夫を事故で亡くした妻の元を加賀刑事が訪ねてきます。行方不明になっている
建築士のことで──。

・・胸が締めつけられそうな展開に、心はどんどん重くなりました。
計算どおりになんていかないですよね。今日一日のスケジュールでさえ、予定どおりに
いくことは稀なのに、まして、完全犯罪を成し遂げようなんて、考えちゃいけません。

完全犯罪なんて、ムリなのです。その前に、他人を傷つけちゃダメなんです。
でも、現実では、そんなことわかっているはずの分別ある大人がとんでもない事件を
起したり、まるで小説の世界のような殺人事件を計画したり・・。
殺伐としたニュースが続きます。最近、明るい話題がないですよね〜。

そして、計算そのものも、実態は不確かなものです。
計算された安全は脆く崩れることもあり、計算した人生だからといって幸せとは
限らない・・。
とりとめのない感想になりましたが、ズッシリくる作品です。読んでみて下さい。
じゃ、また明日。


水野はるか |MAIL
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