水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2004年11月29日(月) 谷村志穂『大地がお腹をすかせて』

タイトル見たときに、とんだ勘違いをしてしまいました。
『大地(という名の彼)がお腹をすかせて(帰宅した)』かと。いやはや。

そう言えば、谷村志穂は、他の作品でも、冬の北海道・札幌を大地がお腹を
すかせている、と表現していました。つんと冷えた空気と降り積もる雪・・・
わかるような気がします。札幌生まれの谷村志穂ですから、雪の描写も
自然で鋭く、好感が持てます。

今回は、彼女のふるさと札幌を、一緒に訪ねる彼が、頼もしくて素敵ですよ。
ふるさとに苦い思い出しかない彼女を優しく支える彼の横顔は、眩しいくらい。。
彼女のために、自分は何ができるだろうと考える彼。いいですねぇ〜。

大切な人のために、何ができるか考えてますか?自分のことだけで毎日が
いっぱい×いっぱいな状況を反省しました。

優しさは言葉じゃないんです。態度で見せてくれないとわかりません。


水野はるか |MAIL
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