水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2005年05月21日(土) |
高野和明『六時間後に君は死ぬ』 |
これがミステリーというのを読みたくなって選んだのが、日本推理作家協会編 「零時の犯罪予報」ミステリー傑作選46(講談社文庫)です。
(本によって、ミステリーだったり、ミステリィだったりするのは、短編と短篇 の違いくらい曖昧で、少々困惑します。日記の方も、ミステリーとミステリィが 混在しておりますが、特に意味はありません。)
オビのコピーが、強気ですね〜挑発されて買いました。素直なんですよ。(笑) でも、先入観念は持たずに読むことに。ベストセラーを読むと、期待しすぎて ガックリくること多いので。そんなことありませんか?
前置きが長くなってしまいましたが、10人の作家のミステリー短編集の始まりは 高野和明『六時間後に君は死ぬ』。人の未来がわかるという謎の青年に声を 掛けられ、「六時間後に君は死ぬ」と予言された元デート嬢は──。
時限サスペンスならではの緊張感に、六時間後という設定が効いてます。 六時間後なら、回避できる方法をギリギリ見つけられるはず! 出会いはファンタジー、整然とミステリー&サスペンス、ラストは綺麗ですね。
画像を追っていくような感覚は、アメリカで映画の演出・編集を学び、帰国後 脚本家として活躍中という高野和明の著者紹介を読んだから?それだけでは なさそうです。
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