水野の図書室
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2005年06月21日(火) 姫野カオルコ『探偵物語』

モヤモヤが残ります。謎が解決したらスッキリするはずなのに、知らなくてもいい
ことを知ってしまってモヤモヤ。こういうミステリーもあるんですね。
日記内をモヤモヤ検索したらありました、他にも。有栖川有栖『201号室の災厄』、
森真沙子『笑うウサギ』、海月ルイ『鉄輪』……そうそう、モヤモヤなんですよ。

『探偵物語』は、あるOLの素行調査を依頼された私立探偵が、尾行調査をしていく
うちに、彼女の思いがけない面を知ってしまうというお話。彼女が美人だからか、
探偵が仕事以上に彼女にのめりこんでいくのが、可笑しかったり怖かったり。。
まあ、一番怖いのは、彼女なんですが、、別れの理由を知りたいと、調査を依頼
してきた男にも、不思議な怖さが漂い、誰もがミステリアスですね。

ラストは唖然、そしてモヤモヤ。疲れているとき読むと、疲れます。


水野はるか |MAIL
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