Opportunity knocks
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「誰も知らない」
胸がずきずきする映画だった。
親がネグレストであろうと何であろうと、子供は食べるものをたべ、笑う時は笑い、寝る時は寝る。 それは必要なことだから。でもそのことがこの上もなく残酷なことだと映画をみながら思った。
当たり前のことだから、こどもたちは淡々とそれを求めていく。たべるものがなければコンビニにいって賞味期限の切れた弁当やおにぎりをもらう、水道がとめられれば公園の水道で身体を洗う、温もりがほしければ兄弟でそれを分かち合う。子供達はそれが必要だからそうしている。けれど、どうしても手に入れることができないものがあることも子供達は知っている。
どうしてこんな残酷なことができるんだろうと思う。 胸が痛くて仕方なかった。
追記
この映画は作りがどうの表現がどうのという感じでみてほしくないなあと思う。 柳楽(漢字あってるかな)くんがカンヌの新人賞とったとかすごい演技だとか。
あの子供達はたぶん演技していたというより、あの映画の中にでてくる子供になりきっただけなんじゃないのかな。 見る者も子供達と同じように、残酷なまでに与えられた自由に対する不安、飢え、恐れ、悲しみ、などすべての感情を少しでも共有しなきゃいけないんじゃないかと思う。
社会派という分野でくくっちゃうと、教訓的な意味合いみたいなものが強くでてしまって馴染めないという人もいると思うけど、多少なりとも共感して同じ場所におりていくことをしなければ、こういう映画を見る意味なんてないんじゃないかと思う。
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