余りにも人為的な、でも、幸福なものの象徴。
「公園」とあらわすと、 わたし達は鋪装された散歩道、 とてもきれいにに刈り取られた芝生、 鮮やかな色の遊具や、 自然の色に塗られたベンチ、 そんなものを思い浮かぶけれど、 ヨーロッパの国々ではそうゆうものは公園とはいわないそう。
自然のままの木や川、 埃さえもよけない土の路、 次々と、遠巻きに見守る動物達。 それこそが「公の園」だという。
どちらが良いとはわたしにはいえないし、 もちろん言わないが、 自然自然と言って人為的にならざるをえないものよりも、 人が集まる為につくられた場所と言うものの、 浄化作用というものも、 案外わたしは信じています。
見方をちょっと変えてみて御覧なさい。 「公園デビュー」とかそんな馬鹿なことは言わなくていいよ。 そこにいろんな人が集まるということ。 会話をかわすことはなくっても、 いま、何かの偶然で同じ場所に立っているということ。
それぞれが、 遊んでたり、 本をよんでいたり、 眠っていたり、 御飯を食べていたり。
それだけで、十分。
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