almanac of the wind







2001年05月13日(日) 「公園」について。



余りにも人為的な、でも、幸福なものの象徴。

「公園」とあらわすと、
わたし達は鋪装された散歩道、
とてもきれいにに刈り取られた芝生、
鮮やかな色の遊具や、
自然の色に塗られたベンチ、
そんなものを思い浮かぶけれど、
ヨーロッパの国々ではそうゆうものは公園とはいわないそう。

自然のままの木や川、
埃さえもよけない土の路、
次々と、遠巻きに見守る動物達。
それこそが「公の園」だという。

どちらが良いとはわたしにはいえないし、
もちろん言わないが、
自然自然と言って人為的にならざるをえないものよりも、
人が集まる為につくられた場所と言うものの、
浄化作用というものも、
案外わたしは信じています。

見方をちょっと変えてみて御覧なさい。
「公園デビュー」とかそんな馬鹿なことは言わなくていいよ。
そこにいろんな人が集まるということ。
会話をかわすことはなくっても、
いま、何かの偶然で同じ場所に立っているということ。

それぞれが、
遊んでたり、
本をよんでいたり、
眠っていたり、
御飯を食べていたり。

それだけで、十分。






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さくらっこ [MAIL] [HOMEPAGE]

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