日記帳

2004年03月18日(木) 怖がり

娘は私に似たのか小心だ。

落ち葉が風で動いたのを見ては「コアイヨーッ」、はえが飛ぶのを見つけては「コアイーッ」、お風呂の洗い場で、私の足の指から取れた靴下のカス(?)がお湯に流されるのを見ては「コアイーコアイヨー」。

強風の日はこわいもんだらけで、自転車のカバーを外している間に娘がイッテしまうので往生する。「ダッコダッコダッココアイーー、ウワーーーッ!」いやあの、カーサンも今、手が空かないわけよ。

最近行くようになった公園は、昆虫がテーマらしく、トンボの形をした遊具やら、蟻やバッタのブランコめいたのやらがある。大きなすべりだいはカマキリっぽい形をしている。

カマキリすべりだいは高さもほどほど、滑る部分はローラーになっていて傾斜がゆるく長距離。あなた向きじゃないか。それでも怖がりの娘から「ててツナイデヨー」と毎回泣きが入る。公園に行っても解放されることがない、それがカーサン業か。

それでもけっこう楽しそうなので何度か通ったのだが、ある日からすべりだいの階段を上れなくなってしまった。

ちょっとかがんで覗きこんだあと、「コアイッ、コアイヨーーーッ」と絶叫。
なだめようがすかそうが、一段目の階段に足をかけられない。
二段目から上る!と大股開くのだがしょせんニ才児、無理無理。

虫でもいるのかと目を凝らしても、砂と落ち葉しか見えない。

虫さんいないよ、怖くないよ、と一緒にしゃがみこんで言い聞かせてもダメ。

・・・あなたにしか見えないものでも?

キャー。

ホラーものが大の苦手で映画のCMすら避けているカーサン、もうその公園行きません。行けませんとも。

と夫に話したら、「ああ、いるよ、夜」と平然としているのでぶっ飛んだ。

ななな何が?と問うと、「バット振ってるあんちゃんとか」って、それは私にも見えるヒトでしょー。固まって損した(損得なのか)。

え?まさか違うの?やーめーてー。


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