日記帳

2004年06月22日(火) 変化

入院してから娘はちょっぴり変化した。成長というのか。

・拒否する言葉の種類が増えた
せいぜい「たちゅけてくりー」が関の山だったが、「おわりにちまちゅー」「もうおちまーい」「さわらないでー」(!)「もうけっこうでーちゅ」「やめてくだちゃーい」と豊富なボキャブラリーを手に入れたようだ。

そうね、検査は痛くてやなんだもんね。

同室の、娘より年下の患者さんのお見舞いに見えていた年配の女性が「丁寧に叫ぶわねえ」と笑っていた。「おわりにちまーちゅ」「おわりにちまーちゅ」と繰り返していた娘。いや、本人は必死なんですけどね。

・好き嫌いがなくなった
青菜のものが苦手だった娘、しかしそんな悠長なことは言っていられる身分ではないのだ。お腹が空いても、次の食事まではなにも食べられない。

ようやくわかってきたようだね・・・(悪人母)。

ここ2〜3日、食事は10割完食となっております。

なかなか家ではここまで厳しく出来ない。こればかりは入院のおかげかも。

・習慣
血糖測定「ぱっちん」注射「ちっくん」をしないと食べられないこともわかってきた。

看護士さんが食事を持ってきてくれても、注射しなければ食べられないのだ。タイミングの悪いときだと、生殺し状態。

娘、「めのどくでーしゅ」と叫んだぞ・・・ほんとよ。
※カーサンが呟いたのをそのまま真似た。コピー能力が向上したなあ。
うかつに娘の前で「ヤブ」とか囁かないようにしないと危ない危ない。

抱っこされておしりに注射していたのも、いまや自らベッドにうつぶせになり、「どうぞ」のスタイルをとる。脱力・・・。

思わず「プライドはどうした・・・((C)りつこさん)」とカーサン呟いたら、看護士さん吹き出した。

血糖測定では「ここ」と指を指定する。えらいなー、娘。ええ、親ばかですとも。

・ハスキーボイス
声が枯れたままだ。あの風邪のせいなのか、それともよく泣くせいなのか。

ある看護士さんが曰く、「明け方5時から「オカーチャーン」と泣き始めて、まあそのうち泣き疲れて寝るだろうと思ってたらお母さん、なんと6時半まで泣いてたんですよ、それから朝食までおんぶしてました」と。

「いやあ、根性ありますねー」って。

一時間半叫んでたのか。カーサンはそっちがやるせないがのう。

だからもう看護士さんの人数増やしてよ、と願うのは、親のエゴなんだろうか。もちろんおんぶには感謝しているけど。


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