日記帳

2004年07月19日(月) 近況など(長くなりました)

またまた一週間ぶりです。ご無沙汰しております。

たくさんつぶやいた通り、本日オーキャン。こちらからお誘いしたのに、結局ぎりぎりまで迷って行かないことにしてしまった。
ごめんね、りつこさん。本当にありがとう。

来年はリベンジ(?)。その前に是非お会いしたいです。

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実は日曜日まで義母が滞在しておりました。なんと今回は12日間。

娘が時間によってちょっと不安定になる、カーサンもなんだか今頃になって疲れが出たのか頭痛や胃痛に見舞われたりして、すっかり義母さまさま。

大阪と東京という距離から今まであまり機会がなかったが、娘が誕生してから義母はもっと東京のお世話をやきたいのに、と思っているから甘えちゃえ、と夫。

ほんとに甘えちゃいましたよ。家事丸投げ。

ついでに娘の食事について知っておいてほしい、というカーサンの思惑も実はあった。大阪の食卓はなにしろ量が多い。娘には一応目安となるカロリー数や食べ物の種類が指示されているのでね・・・。

そして娘不安定かつカーサン余力なし夫残業という状況で、義母にほんとに助けられた。

娘の相手をしてくれる、という直接的な効果もさることながら、義母の目があるからこそ、カーサン切れずに済んだ、という監視効果も大。

娘の不安定さは、「どこにもいかない」から徐々に「おこってない」に変化していった。ものすごくカーサンの顔色に敏感だ。

ちょっと注意しただけで雲行きが怪しくなり、めそめそしたりすねたり。

12日間、カーサンとしては怒りレベルを3段階くらい下げて娘に接した。

それが必要な12日間だったと心から思う。傷口をさらにえぐるようなことは避けたかった。・・・でも危なかったよ。何度も何度も切れそうになったもの。

台所に立ち買い物をし洗濯物を干す義母を見て、育児や家事に専心するってこういうことだ、と感じた。
カーサンのそれらに対する関心が、いかに彼女に比べて低いか、改めて思い知らされた。

もともとの性質なのだろうか。努力で向上するものなのだろうか。それとも重ねた年月からか。

とにかく義母には足を向けて寝られないなあと考えながら、意気揚々とPCに向かう嫁であった。こんな嫁です。

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さて娘、ここにきて皮下注射を嫌がるようになった。

「ご飯の前にちっくん」と物分りのよい文句を唱えるわりには、いざそのときになると「今○○してるの」と他のことに専念してみせたり、自分でしたかった、と抗議したり、間接的に表現することが多くなり、「痛い」「いやだ」と今日ははっきり口にした。

いよいよきなすったか。

食事前っていうのは、実にせわしない。カーサン台所でふうふう言ってようやく作り終え、すぐ食べられるよう配膳し、それからやおら血糖測定と皮下注射だ。

その間に食卓はどんどん冷めるし、カーサンもお腹減ってるから短気に拍車がかかる。

そう、私はもともと短気なのだ。あーだこーだ時間を稼ごうとする娘に、いらいらっときてしまう。

カーサンも好きこのんで注射してるわけじゃない。しなければいけないのだ。しなかったら具合が悪くなる。食べられない。

そんなときに娘が注射後「痛かった」とちょっと泣き、義母が「もっと打つ部位を選ばなくちゃ、今のでは痛いだろう」とつぶやいた。

12日間で、このときと、「数字ばっかりではなく娘の様子を見なくちゃ」と注意されたとき、この二回だけ義母に対して嫌な気持ちを持った。

娘の病気で怖いのは、高血糖が続いて合併症を招くことと、低血糖から起こる意識障害やけいれんだ。娘の年齢では低血糖の方が可能性が高い。

食前に打ったインスリン量に見合う食事を摂らなければインスリンが効きすぎるし、いつもより多く運動したりしても糖が不足する。

自分でそれを自覚できる年齢ではない。不機嫌、冷や汗、手が冷たい、それが低血糖の初期症状だ。これを見逃さないようにしなくてはいけない。

二度の試験外泊でも、退院してからも、娘は何回か低いときがあった。カーサンがいつでも最初に気付いた。

怪しいと思ったら測る。そうしないとわからないからだ。
もちろん医師からもそう指示されている。

それを・・・という気持ちは、どうしようもなかった。
さんざん世話になっておきながら、「あなたに何がわかる」などと内心毒づくような嫁。まったく困ったちゃんだ>自分。

でも思うのだ。
きっとこれからも、義母に限らず何回も同じようなことがあるだろう。
案じた誰かが私をそっと諌めることがあるだろう。

そのたびに私はスガシカオの「八月のセレナーデ」の一節を頭の中で歌ってやり過ごす。こんな歌われ方、スガさんは不本意だろうけど。

すっかりひねくれて腹黒い。自分はそんな奴だと自覚していかなくちゃ。


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