夫が枕を欲しがっている。あらいいじゃないの、買いましょうよ。 ※寝心地は試させてもらうよ。ふっふっふ。
二十分ほどかけて、合う高さや素材を選ぶという。 じゃあその間、おもちゃ売り場でも行って娘と時間つぶすよ。
が、意外とおもちゃに熱が入らない娘。まだまだ時間があるんですが。
じゃあカーサンの服でも見るか、と同じフロアのジーンズショップへ入ると、そこにはオコサマ向けの電車の形の遊具が。そのお店らしいカジュアルーな格好のオコサマがうじゃうじゃたかっている。
行ってこい、娘。
放つと以前では想像もできなかった積極性で、オコサマの群れに飛び込んでいく。あーた、少しキャラが変わってきたわねえ。 ※ここでまた、年齢的なものか、入院経験の賜物かとふと思ったりする。いろんな思考がどうしてもそっちに収斂されてしまうこの頃のカーサン。これも後遺症か。
お、同い年くらいの男の子を押しのけてハンドルを奪ったぞ。びっくり。 な、仲良く遊んでくださいねー。びくびく。
少し大きい男の子の激しい動きに目を見張り、彼らが去ったあとすかさずまたハンドルを握る。それもつかの間、また少年たちが戻ってくるとすっと引いて譲る。いいぞ、娘。泣くでなし、なんとなく指くわえてみてるかんじが大変年相応でよろしい。
その場に固執するわけでもなく、電車の中をまんべんなく動き回っては楽しんでいる。へー、そうですか。
そのうち娘に限らず、自分より小さい子をとにかく邪険に追い払う男の子出現。えらく感じ悪い。
余計なことをまたしてしまった。「みんなで仲良くね、意地悪するのおばちゃん見てるよ」と小声で少年に囁くカーサン。我ながら怖い。
すると彼ったら、「あ、あかちゃんがここに来たら、こんな風に落っこちてしまうので危険だ」と説明つき身振りでアピール。わはは。ごめんよ、びびらせて。目が泳いでいた>少年すまん。
娘の、そして自分の意外な行動にべっくらしてしまった本日。
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