わかっているのだ。わたしの気の持ちようなんだ、全部。 狭量なカーサンを許しておくれ、娘。
しかし、二歳児の食べたいという気持ちを利用して、痛いのを我慢させるっていうのはあれだ、なんか切ない。
痛いのはいやだよねえ。それはわかる。 後回しにしたい、できれば何もしないで食べたい。それもわかる。 あの手この手と必死な二歳児の知恵に、イライラしたカーサンの負けだ。それもわかる。
でもとにかくなにしろしなくちゃいけないんだ。あなたと長生きしたいんだ。がんばろう、娘。カーサンも明日こそ寛大な心持で臨むよ。と、寝る前には毎晩念じている気もしなくはない。明日こそ明日こそ。
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