2007年02月28日(水) |
まだつづいてたりする#3 |
そうなんだよ、まだあるんだ。ごめん。つづき。
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スガさんには「Thank You」というライブベスト盤がある。初回盤にはライブDVDが付いてくる。
このDVDがすごくてね。なんたってライブベストですから、いちいち素晴らしいわけです。カーサン度肝を抜かれ、何回観たことか。ビデオだったら擦り切れてますよきっと。
でも同時にさびしくてね。だってもう終わってしまったライブたちばかり。カーサン1つも実体験してない。
スガさんも、あのDVDを出してから、メンバーの中でもあれが一種基準になってしまってると言ってた。あれより上か、そうでないか。
・・・あれより上?
例えば「カーサンがスガファンになってから」に限定しても、行けなかった渋谷AXのライブは上、或いは同等だったらしい。そう、今回はよかった、最高、とスガさんがご自身のブログで絶賛するライブはカーサンの行けなかったところばかり。さびしい。
東京はライブ多いけど、カメラが入ることも多くて、それで固いムードになることもあったりしてね。うーん。
巡りあわせとかあると思うんだけど、あのDVD以上のライブを体験することはないのかもしれないな、と微かにあきらめていたのだ。ごめんスガさん。だってあれはあんまりすごすぎるんだもの。
でも、武道館で、これはあれより上だ、と確信した。 ※上か下かを考えるなんて、ほんとやなファンだね・・・。でも嬉しかったんだよ。ううう。
たくさんカメラが入ってた。声がかすれて、歌詞も飛んでたトコがあったかもしれない。でも昨日、武道館には神様とか小人とか妖精とかが居たね。それはスガさんだったりメンバーだったりスタッフだったり観客だったり、名前はいろいろかもしれないんだけど。カーサンには感じられた。嬉しかったよ。
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「黄金の月」で「ぼくにできるだけの光を集めて」という歌詞があって、そのときステージ上方から会場に向かって伸びていた細い白い何本もの光線が、スガさんに向かってすっと集まった。でもスガさんを照らすんじゃなく、スガさんのかかと辺りの床に落として、メンバーとスガさんとの間に白いカーテンが引かれたみたいになって、ぼうっとスガさんが浮かんだ。
あれがINDIGO(スガライブの照明さん)の美学だと思うのよ。んまー偉そうにすみません。
今回、ステージ後ろに縦長の分割スクリーンが半円みたいに並んで、いろいろな映像が流れてた。カーサンそれが要らないってつい思ってしまってねえ。ああ、ダメ出しするなんてカーサンもずいぶん偉くなったもんだよ・・・。
だけどさ、「青空」のときに「青い空に白い雲」みたいな映像、要る?要るか?
はっ。スガさんを見ていたいだけなのかもしれない。後ろがうるさくて見えにくくなって、それで文句垂れてるのかも。ごめんごめんごめん。
グラサンで表情が見えにくいけど、彼はいつも声を振り絞るようにして歌う。つい、そこに集中したくなってしまうのだ。許せ。
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それにしても、今回ファミシュガの心意気を感じましたよ。10周年だもんな、任しとけよスガ、みたいな。ちょっと声が調子悪くても大丈夫だぜい、みたいな。
あと、お客さんもね。ダブルアンコール前、カーサンの視界に限って言えば座る人ほとんど居なかったよ。立ったまま待つ。
ま、カーサンの左隣りのおねーちゃんはちょっと怖かったけどね。にらまれちゃったもんね。だって踊らずにいらりょうか状態だったもんですから。ぶつかって悪かったよ。後ろのおねいさんたちは缶ビール飲んで楽しそうだったけどね。楽しいほうがいいとカーサン思うんだ。
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帰ったら起きてたりして、とひやひやしながら玄関ドアを開けたけど、あんだけ泣いて引き止めた娘は、カーサン出発後3分くらいで立ち直ってたそうだ。ほっ。布団で寝てた。
泣いてしがみつく娘に「今日はダメだよ」と真剣に言ってくれた夫よ。そしてすやすや眠る娘よ、二人ともありがとう。
次のスガライブまで、カーサン当分おとなしくしてるつもりですから。つ、つもり?
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