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2003年12月27日(土) 回想:君に好きだと言った、あの日

今も時々思い出す。
僕が、君に好きだと言った日。
日付は今も憶えてる。
君の誕生日。

その日、僕は田舎にいた。
僕のおじいちゃんが、4日前に亡くなった。
家族揃って、田舎に来るのは久しぶりだったけど、
それがこんな形になるとは思ってもいなかった。
葬式も終わって、僕と妹がすべき事が片付いたため、
親よりも一足早く家に帰ることになった。

君はその日、僕達の共通の友人と一緒にいた。
途中からもう一人加わって、3人でお祭りへと向かう。
本当なら僕もその中にいるはずだった。
友人は「帰ってから来たら?」と言う。
僕は、「約束していたけど、今回は仕方ない。」
そう思っていた。

でも、僕は約束を守りたかった。
その日は、君の誕生日だったから。
僕が家に着いたのは7時半過ぎだった。
「今から行けば、間に合うかな・・・」
そう思った時には、家を飛び出していた。

僕が君と合流出来たのは、9時を少し回った頃だった。
君は「無理強いしちゃてゴメンね」と言って、僕を気遣った。
「そんなことないよ。気にしないで。
(「僕が約束を守りたかっただけだから・・・)」
そんな言葉が浮かんだけど、僕は言い出せなかった。

お祭りには、ほとんど参加出来なかった。
でも、少しだけ、君と回ることは出来た。
それだけでも、僕は嬉しかった。
お祭りが終わり、僕たちは移動することにした。
友人の一人は用事があると、別行動に。
もう一人は門限で帰ることに。
僕たちは2人で行動することになった。

2人でレストランに入り、色んなコトを話した。
でも、どんな話をしたのか、憶えていない。
憶えているのは、冗談で「好きだ」と言ってみたこと。
君は、冗談で「私も好きだよ」って言ったね。
僕は「この言葉が本当だったら・・・」って思った。

しばらくして、別行動を取っていた友人が戻ってきた。
それから少し、3人で話した。
そして、唐突に友人が言う。
「ユウに彼女が出来たって、誰かにメールしてみようや。」
君は「ほんとに送るの?」って言ってたね。
冗談だと思った僕は、「別にいいよ。」って、
「送るんなら、ほんとに付き合うよ」って、
笑いながら言ってた。

そして友人が言う。
「ほんとに送ったで!」
君は「ウソーー??」って驚いていたっけ。
冗談だと思っていた僕は焦った。
だけど同時に、僕の中で、何かが動き出した。
「付き合おう。」
あまりに唐突すぎる言葉。
「えっ?」
君は何を言われたか分かっていないようだった。
「君が好きだ。」
僕は続けて言った。
ただ、勢いに任せて。

「真剣に考えるから、返事は少し待ってください・・・」
君から発せられた言葉。
今でも、はっきり憶えている。






『あまりにダラダラしているので、いつか手直ししますm(__)m  byユウ』


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