2001年12月13日(木) |
要注意人物「奄美大島・霧島温泉3日間」その2 |
つづきってわけでもないんですけどね。
ツアーの添乗には要注意人物ってのがあります。 その時々によって違いますが、 事前の打ち合わせの時に指示される場合があります。
会社のOBだったり、関連会社のお偉いさんだったり、 大切なお客さんだったり、ブラックリストのお客さんだったり(笑)
今回の添乗にも1人おみえでした(汗) ウチの支店の常連さんで、 50代くらいの女性のお客様。
どこが要注意かというと、 とにかく口うるさいらしい。 以前には副支店長とツアー中に口げんかをしたこともあるらしい。 しかしながらしっかりと仕事をしていれば問題ないと、 そのお客さんを良く知っている次長から言われる。
ちなみに2人で参加をしていてお連れさんはめちゃくちゃいい人らしい。
最初に、次長から「よろしく言ってました」と伝えるように言われる。
出発の日の空港。 ボクはお客さんの集合時間の30分前に空港に着き、 カウンターで人数分の搭乗券を受け取り、受付の準備をしていた。 同時テロ以降、セキュリティーが厳しくなり、 団体搭乗券には個人の名前を記入しなくてはいけないため、 以前より準備に時間がかかってしまうようになってしまった。
年輩のお客さんたちはなにしろ出発の日の集合が早い。 あせりながら航空券の席割りをし、セッティングをしていると 早々とやってきました、要注意人物が・・・。
「申し訳ありません、あと5分ほどで準備できますから、しばらくお待ち下さい。いつもありがとうございます。K(次長の名前)からよろしくお伝えするようにいわれております。」
とボクが言うと、彼女は
「口うるさいババアだから、気を付けろっていわれとるんでしょう。」
早くも先制パンチ! 汗・・・。 適当にごまかし、愛想笑いで逃げるボク・・・。 ボクを知る人はボクが愛想笑いするところなんて想像できないだろうなぁ。
受付の準備がやっとできて、ボクは受付を開始した。 特に年輩の方たちが多いので、丁寧に説明をする。 しかしながら説明をすることは多い! お弁当を渡し、参加バッチを確認してもらい、 バスの座席、ホテルの部屋番号の案内、 荷物の預け方(今回は乗り継ぎがあるため少しややこしい)、 航空機の出発時間の案内とゲート番号を知らせ、20分前にはその前に してほしい旨、また鹿児島空港での乗り継ぎの案内もしなくてはいけない。
お客さんは全てを聞かず、荷物を預けにいこうとする人もいる。 旅慣れている人が多いから、仕方がないが。
でも、そんなの聞いてない!といわれちゃかなわないので、 引き留めて、一応すべての説明をする。
要注意人物への説明は他の人よりも、言葉遣い、説明内容など 特に注意して説明する。 第一印象が肝心、ナメられちゃわないように細心の注意を払う。 とりあえず、受付に関しては何事もなく、終了。
彼女への注意はその後も続く。
<つづく?>
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