2002年04月18日(木) |
加藤健一事務所vol.50「煙が目にしみる」感想。 |
舞台は火葬場。人々のいろんな思いがひしめく場所での笑いと涙のストーリーと聞いて、ボク好みかもと思い、チケットを購入しました。もちろんキャラメルの岡田達也さんが客演しているのも大きな理由の一つではありますが。 加藤健一さんは初めて観たのですが、まさに「役者」って感じの人でした。 声量がものすごい。他の役者さんの誰よりも大きく、そして響く声でした。おばあちゃんという役柄でしたので多少声は作っていたと思うのですが、それでもあそこまで魅力的な声の役者さんにはここ最近お目にかかってない気がします。もちろん声だけではなく、ストーリーの軸となるおばあちゃんを好演してました。思ったほど大きな身長ではなかったように思いましたが、役に合わせて立ち方を工夫していたからなのでしょうか?でも顔はデカかったなぁ。ウチの役者Mさんも負けるかもってくらい・・・。 他の役者さんもそれぞれ個性的で、きっと台本の良さも手伝って、ちっとも飽きさせませんでした。ここ最近の集中力のないボクにはめずらしいことなんですけどね。 一番印象に残ったのはお母さん役を演じた一柳みるさん。良妻賢母の典型のような礼子という役をものすごく自然に演じてみえました。表情も良かった。 岡田達也さんもいい味だしてましたよ。物語も中盤を過ぎての登場でしたが、なかなかナイスガイでした。
長い長い旅公演。舞台を組んでバラして本当に大変だと思うのですが、まだ1ヶ月以上も各地を回ります。いろんなところに行けてちょっと羨ましいな、って旅行社に勤めるボクが言うのも変か。残りの公演もがんばってほしいものです。
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