日々雑感
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午後から大学へ行く。構内には大きな木があって、その周りにベンチが並んでいる。お茶を飲もうと思ってそこに腰を下ろすと、木の向こう側に野良の猫が二匹いて毛づくろいなどしているのが見える。
ぼんやり眺めていたら、男子学生が一人やってきて少し離れたベンチに座った。すると、猫は二匹ともはっと顔を上げたかと思うと、小走りに彼のもとへやってくるではないか。私には目もくれずに。食べ物を運んでくる「ネコ兄さん」というわけでもない。ただ座っているだけなのに、足元に二匹してまとわりついて嬉しそうにしている。
猫に無視されたり、嫌われたりすると、何だかとてつもなくショックだ。以前も友人の家に遊びにいったら、そこの猫は私を見るなり背中の毛を逆立てて「シャーッ!」とやった。「お前が性悪だってことはお見通しだぜ」とか言われてるようでこたえる。猫に見捨てられない人間になりたい。
今日は年内最後のゼミ。だんだん「今年最後の」というものが増えていく。
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